Nikon

【永久保存版】NIKKORレンズ 表記の意味

主にニコンのあくまでデジタル一眼レフを扱う上でのニッコールレンズの表記について
カメラのレンズを見ると、アルファベットと数字で表記された横文字が書かれています。カメラを始めたばかりの人や知らない人は何が何だかわからないと思いますが、カメラ好きはもちろん、レンズを新しく買おうかと思っている方なんかには、なくてはならない、表記だったりします。だから、見る人が見ればここを見れば、レンズの性格がすべてわかります。どんな写真が撮れるかはもちろん。いいレンズか大したことない安物レンズかなど大体の値段までわかってしまいます。

例えば、 AF-S NIKKOR 800mm f/5.6 E FL ED VR Ⅱ を例とすると、いいレンズだなぁってすぐ分かります。ここで見る人が見れば、こんなレンズはそうそう持っている人はおろかそこらへんのお店に行っても見れないレンズです。でも、例としては分かりやすいのでこのレンズを中心にお話ししてみたいと思います。

ニコンは歴史が長く、様々な時代毎、進化の過程で表記が増えてはなくなり変わってきているので、全ては書けれませんので、現在のデジタル一眼レフを中心とした、レンズ表記書いています。なので、全てではありませんが、これから知っておいたら役に立つ表記のまとめですので、購入時など是非参考にしていただければと思います。

レンズ選択時の表記

AF-S

AFは、 ( Auto-Focus ) [ オートフォーカス ]の略。オートフォーカス対応のレンズ。

Sは、 ( Silent Wave Motor ) [ サイレント・ウェーブ・モーター ]の略。 超音波モーター内蔵レンズ。

=SWM:AFの駆動モーター。静粛性に優れ、速いピント合わせが可能。

Ai

マニュアルフォーカスレンズ。非CPUレンズ。

FX

FXフォーマット対応レンズ。フルサイズ ( 35mm版 )対応レンズ。DXフォーマットカメラにも装着し撮影することができます。

DX

DXフォーマット用レンズ。APS-Cサイズ用のレンズ。FXフォーマットカメラには対応していません。装着し撮影は可能ですが、ケラレてしまいます。

⚪︎⚪︎mm-⚪︎⚪︎mm

焦点距離を示しています。70-300mm の様に、数値が2つある場合は、最広角側 – 最望遠側 での焦点距離を示しています。マルチナンバーなんて呼び、所謂ズームレンズ。

50mm の様に、数字が1つの場合は、単焦点レンズ。ズーム機能はありません。

f/⚪︎⚪︎-⚪︎⚪︎

f値です。f/3.5-5.6 の様に数字が2つの場合は、最広角側 – 最望遠側でのf値を示しています。

f/1.8 の様に、数字が1つの場合は、そのレンズの開放f値を示しています。

 

f値とは、
参考:f値
Noma Labo

目次 1 カメラの f値とは1.1 はじめに1.2 f値とは1.3 ボケとの関係1.4 写真で比較するf値1.4.1 撮…

G

Gタイプレンズ。
絞りリングがなく、ボディ側から絞りを制御します。ボディ側から絞りを制御するので、早く強力に制御することが可能。また、絞りリングがない分、軽量かつコンパクト。

E

Eタイプレンズ。
絞りリングはない。レンズに駆動機構付き絞り羽根ユニットを持ち、電気信号で絞りを制御します。駆動機構付き絞り羽根ユニットを持っているので、マウントから絞り羽根までの距離がある望遠レンズなどによく用いられて、高精度に絞りを制御できる。

D

Dタイプレンズ。
絞りリングを持ち、距離情報伝達機能を持つレンズ。高精度な露出制御を実現する3D-RGBマルチパターン測光Ⅱ/Ⅲやi-TTL-BL調光などを可能にしている。

FL

(Fluorite Lens )の略。
蛍石レンズを使用したレンズ。
色収差を極限まで補正したレンズ。軽量。

PF

( Phase Fresnel  )の略。
位相フレネルレンズ。
ニコンが光の回析現象を利用して色収差を補正したレンズ。これにより、レンズの薄肉化や軽い素材を使用でき、軽量化される。

ED

( Extra-low Dispersion )の略。特殊低分散ガラスを使用したレンズ。色収差を効果的に低減したレンズ。

VR

( Vibration Reduction )の略。ニコン独自の手ブレ補正機能を搭載したレンズ。補正効果はシャッタースピードの 2.5段〜4.5段。ボディ内で補正するタイプと違い、ファインダー像のブレも分かりやすく補正してくれます。

Ⅱ

製品名で表される仕様が同じ従来モデルのレンズである場合、識別の為に表記されている。Ⅱだったら2世代目。

<N>

ナノクリスタルコートレンズ。
Fマウントレンズでは
このマークがあるだけで、かっこいい良いレンズ。

AS

( Aspherical  )の略。非球面レンズ。
球面レンズで生じざるを得ない球面収差や歪曲収差。
これを効果的に補正することができる。
非球面レンズは1枚で球面レンズ数枚分の収差補正効果を持っているので
コンパクトかつ軽量化できる。

IF

( Internal Forcusing )の略。
レンズを、前・中・後群に分割し
中間のレンズ群のみを動かしてピントを合わせる方式。
AFの速度を高速化する事ができ、収差変動が少ない。

SR

( Short-wavelength Refractive )の略。
青より短い波長の光を大きく屈折させる特性を持ち
Nikonが独自に開発の特殊高分散ガラスを使用したレンズ。
補正が難しい短波長の光を制御し
高い色収差補正力を実現したレンズ。
通常の光学ガラスと同様に使用できるためレンズ構成の自由度が向上し
高い光学性能を実現しながらレンズの小型・軽量化にも寄与します。

ED
SUPER ED

( Extra-low Dispersion )の略。
特殊低分散レンズ。
SUPER ED ( Super Extra-low Dispersion )
超特殊低分散レンズ。

Nikonが世界に先駆けて開発した特殊低分散ガラスを使用したレンズで
蛍石のような異常部分分散性があり、2 次スペクトルの低減を目的としたもの。
色にじみや色収差を効果的に低減するもの。

色収差とは
光は波長ごとに屈折率が異なり、レンズを透過する光が色ごとに焦点がずれる現象が生じます。
これが色収差。
2 次スペクトル
色収差を抑えるために、色による屈折率の差が小さい凸レンズと、屈折率の差が大きい凹レンズを組み合わせて設計を行います。
ただ、赤系の光と青系の光のずれは補正することはできても、それ以外の色の光のずれを補正することが難しいの現状で
これを残存色収差といい、残存色収差は2次スペクトルともいわれます。

ASED

( Aspherical Extra-low Dispersion )の略。
非球面EDレンズ。
色収差補正と各種収差補正を両立する

EDで色収差補正。
非球面で、球面収差や歪曲収差やコマ収差などの収差を補正。
とEDレンズと非球面ガラスのいいとこ取りのレンズ。
本来2枚のものであれば1枚にできるので
小型化にもなります。

まとめ

なお、ニコンのページにもより詳しいアイコンの表記がございますので、より詳しく見たい方はこちらを見た方が詳しく載っています。

 

 

image via http://www.nikon.co.jp/

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