iOS 11.3 が正式にリリースされています。
日本時間 3月30日に、macOS High Sierra 10.13.4 と共に iOS 11.3 が正式にリリースされています。
変更点
リリースノート
“” title=”リリースノート”]
拡張現実機能(AR)
- ARKit 1.5により、水平な仮想平面に加えて、壁やドアなどの垂直な面にも仮想オブジェクトの配置が可能
- 映画のポスター、絵画、図版などの画像イメージを検知しAR体験へ組み込むことに対応
- AR体験時にカメラビューを通じて映し出される現実世界の解像度の向上
バッテリーの状態(ベータ)
- iPhoneのバッテリー最大容量およびピークパフォーマンス性能の情報を表示
- 突然のシャットダウンを防ぐために最大パフォーマンスを動的に管理するパフォーマンス管理機能がオンであるかどうかを表示、およびそれを無効にするオプションを追加
- バッテリーの交換が必要な場合それを推奨する機能
バッテリーが劣化しピークパフォーマンス性能が低下している場合はメッセージが表示され、ピークパフォーマンス性能抑制を無効化出来る様になっているそうです。ただ、上記の様にピークパフォーマンスの管理に対応している機種は、iPhoneXや、iPhone8・iPhone8 Plus は対応していなく、iPhone6・iPhone6 Plus 、iPhone6s・iPhone6s Plus 、iPhone7・iPhone7 Plus 、iPhone SE のみ対応しているとのことでした。
iPadの充電管理
- 例えば、キヨスク端末やPOSシステムや充電用カートなどで、iPadが電源に長時間接続されている場合のバッテリーの状態を良好に維持
アニ文字
- iPhone Xで、ライオン、ドラゴン、どくろの新しいアニ文字を導入
プライバシー
- Appleの提供する機能で個人情報が使用される場合に、データがどのように使用および保護されるかについての詳しい情報を見ることができるリンクとアイコンを表示
Apple Music
- 独占的なビデオプレイリストを備えた”ミュージックビデオ”セクションを含む、新しいミュージックビデオ体験を提供
- 多くの人が好きなジャンルやそのジャンルをフォローしている共通の友達を見つけるアップデートされた提案機能により、ミュージックのテイストが同じ友達を探すことが可能
News
- For YouでTop Storiesを常に最初に表示
- Newsエディタにより厳選されたTop Videosを視聴可能
App Store
- プロダクトのページでユーザのレビューを”参考になった”、”高評価”、”低評価”、または”最新”で並べ替え可能
- “アップデート”のタブにバージョンおよびファイルサイズの情報を追加
Safari
- ユーザ名とパスワードをWebフォームフィールドで選択した後で自動入力することによりプライバシーの保護を強化
- スマート検索フィールドが暗号化されていないWebページでパスワードやクレジットカード情報のフォームと情報を交換する場合に警告を表示
- ユーザ名とパスワードの自動入力がApp内のWebビューで使用可能
- “リーダー”が利用可能な場合、Safariから”メール”に共有された記事は”リーダー”を使用した形式で表示
- “お気に入り”にあるフォルダにそのフォルダに含まれるブックマークのアイコンを表示
キーボード
- 2種類の双拼キーボードレイアウトを追加
- “トルコF”キーボードレイアウトを使用して接続されたハードウェアキーボードに対応
- 4.7および5.5インチデバイス上での日本語および中国語キーボードの変換候補の拡張リストへのアクセスのしやすさを改善
- 1回タップするだけで音声入力からキーボード入力へ戻ることが可能
- 自動修正機能が単語を間違えて大文字にしてしまう問題に対処
- iPad Proで、キャプティブWi-Fiネットワークに接続後iPad Smart Keyboardが正しく動作しない問題を修正
- タイ語キーボードが横向きの時に数字用レイアウトに間違って切り替わってしまう問題を修正
アクセシビリティ
- App Storeで、画面のカスタマイズ用のボールドおよび大きな文字に対するアクセシビリティ対応を追加
- “反転(スマート)”にWebおよびメールメッセージ上の画像イメージへの対応を追加
- RTT機能を改善、およびT-MobileでのRTTの対応を追加
- VoiceOverおよびスイッチコントロールを使用しているユーザ用に、iPadでのApp切り替え機能を改善
- VoiceOverがBluetoothの状況およびバッジアイコンを間違えて説明してしまう問題に対処
- VoiceOver使用時に”電話” Appで通話終了ボタンが表示されない問題を修正
- App内の評価にVoiceOverでアクセスできない問題を修正
- “ライブリスニング”を使用時にオーディオ再生が歪む問題を修正
その他の改善および修正
- SOS発信時に、より正確な位置情報データを提供するAMLスタンダードへの対応を追加(対応地域・国において)
- HomeKitと互換性のあるアクセサリを作成および利用可能にするための新方法としてソフトウェア認証への対応を追加
- 1回のタップでPodcastの再生が可能、および”詳細”をタップして各エピソードについての詳しい情報を見ることが可能
- “連絡先”でメモに長いテキストを入れている場合の検索のパフォーマンスを改善
- デバイスが同じWi-Fiネットワークにある場合のHandoffおよびユニバーサルクリップボードのパフォーマンスを改善
- 通話が着信しても画面のスリープが解除しない問題を修正
- Visual Voicemailの再生が遅れるまたはできない問題に対処
- “メッセージ”でWebリンクを開けない問題を修正
- メッセージの添付書類をプレビューした後で”メール”に戻れない問題を修正
- メールの通知が消去した後でもロック画面に再表示される問題を修正
- ロック画面で時刻および通知が表示されない問題を修正
- “承認と購入のリクエスト”で管理者(親または保護者)がFace IDを使えない問題を修正
- “天気”で現在の気象状況が更新されない問題を修正
- Bluetoothで接続されている車の電話帳と連絡先を同期できない問題を修正
- Appがバックグラウンドで起動している場合、車のオーディオAppで再生ができない問題を修正
主だった内容としては、やはりベータ版ですがバッテリーのピークパフォーマンス性能の抑制やバッテリー状況を把握できる様になったことが大きいのかなと思う。ただ、個人的には iPhoneXだしまだまだ劣化はしていないのであまり意味がなかったが今後のアップデートで良くなってきてほしいところだなと思った。あとは、App Storeでアプリのアップデートをかける時に、「さらに表示」をタップする事で、アップデートのサイズ(容量)を見る事が出来る様になった事が地味に良かったかなと思う。アニ文字の種類が増えたなどもありましたが、大きなものとしてバッテリー状態の状況を把握できる様になった事とバグフィックスが主な印象でした。
“” title=”アップデート時の注意点”]アップデートをかける時は、基本的にアップデート後の不具合などトラブルを回避する意味でもPCにて iTunes上で行うのがベターです。今回は私の場合は時間的にも30分弱程度でした。不具合等は今回もありませんでした。