2020年の12月にAppleが、AppleWatchで血圧を監視に関連する主要な特許を取得し
米国特許商標庁は、これに関する一部の特許をAppleに正式に承認されています。
この特許は血圧の測定と監視に関連し、将来的にApple Watch に搭載されるものとみられていて心電図、酸素飽和度測定に続くヘルスケア分野の大きなプロジェクトだと考えられています。
ただ、血圧測定に関しては、マンシェットや加圧装置が必要になりますが、今回の特許に関してはマンシェットも加圧装置も用いずに、主にセンサーで血圧を測定するというもの。
これらを世界のトップIT企業が作るとどうなるのかもとても面白い部分。
Appleは、超音波トランスデューサー、圧力センサー、アクチュエーターを搭載したバンドで血圧を測定する技術を計画していると考えられています。
バンドで手首周囲長を推定、標的動脈の深さを推定しバンドと結合された超音波トランスデューサで、圧平眼圧測定、オシロメトリーを使用して血圧を測定する。
超音波トランスデューサは、超音波エネルギーを標的動脈に向けるように構成され標的動脈から反射された超音波エネルギーを受信し、標的動脈の深さを決定。アクチュエータで作動量を監視しパラメータを測定、補正し圧力センサーで動脈圧を測定、平均血圧を出してこれを血圧として表すというものです。
測定された血圧を計算または調整するための複数の補正係数を用いて現在の複数のセンサや血圧測定装置のかさばりを減らすことが課題とされていています。
Appleはこのほかにも過去に、電圧測定センサーで左心室の血液駆出を検出し脈波が手首に到達するまでの時間を測定する方法で血圧を測定する方法や、これまでの一般的な血圧測定と同じオシロメトリック法の手首版とも言える手首式血圧計のさらに小型のものの特許も申請しておりApple Watch の更なる機能進化として、血糖測定機能と並び期待されています。
source:USPTO