カメラの f値とは
はじめに
カメラやレンズ、写真の話をする上で、必ずと言っていいほど出てくる値に f値というものがあります。これは何かというお話です。カメラのページや写真の詳細欄などを見ていると必ずと言って良い程、出てくる値がf値。必ず出てくるということは、それだけ重要だということでもあります。
f値とは
簡単に言ってしまえば、レンズの明るさを表した値です。f値が小さい程明るいレンズということがわかります。なので、暗いところでは明るく綺麗に写り、明るいレンズということは、口径が大きいレンズになっていきます。なので、価格も高くなっていく傾向にあります。レンズを選ぶ際には、非常に重要なポイントでf値が低いレンズはいいレンズって事です。
ちなみに、現在の最小開放f値は見たことがある限りでf/1.2。いわゆるノクトニコール ( Nikon 単焦点レンズ AI 50 f/1.2S フルサイズ対応
さすがに、f/1.2だと写真を撮るのも少し大変な気がしますが、写真好きなら一度撮ってみたいレンズの1本ではないですかね。
ボケとの関係
f値はボケと非常に関係があり、簡単に言うとf値が小さいと良くボケます。これは、f値が小さいということは、絞りがよく開くということ。絞りが開くという事は、より光が通り明るい。そして、光の屈折が大きいからボケが大きいということになります。だから、f/1.4とf16という2つの写真があるとすれば、断然ボケるのはf/1,4ということになります。対照的に、f16はカリカリの写真という事です。
ボケの効いた写真を撮りたい場合、他にもボカすやり方はありますが、このf値の低いレンズを使う事が一番良く、手軽に良い写真を撮る1つの手段です。
写真で比較するf値
撮影機材
カメラ:Df
レンズ:AF-S 50mm f/1.8G
で撮ったf値別の写真の一例です。f値比較の例として参考の1つにしてみて下さい。
【f/1.8】
【f/2.8】
【f/5.6】
【f/8.0】
【f/11】
【f/16】
まとめ
一眼レフの魅力の一つがこのボケ味がいいというのもあります、f値は写真を撮る上で非常に重要なファクターの1つであるという事ですね。