ニッコール Auto 55mm f/1.2
はじめに
ここ最近、往年のフィルム一眼と共に、 Dfを使っている事もあってオールドレンズの沼にはまっています。
今回購入したもの
Nikkor-S Auto 55mm f/1.2
今回、以前よりいつかは欲しいと思っていた F値 1.2の大口径レンズ。
F値が 1.2 というレンズは、それだけでカメラを趣味にしている方の憧れでもあると思います。世の中にはF値 0.95というものもあり、フォクトレンダーや Leica ( Leica ライカ Noctilux M 50mm 0.95 ブラック【並行輸入】)がだしていますが、Leicaなんかは、価格が桁が違います。APS-Cやマイクロフォーサーズ規格などみてみると、HandeVision というメーカーからF値 0.85というレンズも出ています。
それでなくとも、やはりF値が 1.2 レベルのスペックになってくると、中古でもそれなりの値段がします。Nikonは、現時点でF値 1.2は全てマニュアルフォーカスしかなく、今から新品を探すのは難しいし高いので、購入するとなると結構古いレンズになってしまいます。ですが、程度の良いものも多くありますので、F値 1.2の世界を味わいたい方は中古で探してみると良いかもしれません。私も、ノクトニッコールやAi-sが良いなぁと思いますが、値段も考慮してここに落ち着きました。
Photo
Df 装着例
レビュー
今回、某オークションで値段を考慮して購入しました。古いレンズなので、外観は味と見て多少妥協し、光学系だけは極上のものを探して購入しました。この型でも、F値 1.2ともなると2万円程度は必ずします。ただ、やはり撮ってみた時は感動しました。F1.2の世界を初めて体感しましたが凄い。f1.4でも凄いと思いましたが、やはり1.2は違います。ボケがすごく綺麗。そして、ボケ方が半端ない。そして、この古いレンズ独特のふわっとした感じがなんとも言い難い写真が撮れます。必然的に口径がでかくなるので、見た目もカッコいいです。
古いレンズで、少し不安なのもありましたが全然問題なかったです。それより、なにより被写界深度が浅い事が心配でしたが、これに関してはやはり難しいです。MFのf/1.2はかなり神経を使います。一応、フォーカスエイドを使いますが、やはり意図したところではないところだったりするし、浅すぎて自分か被写体がちょっとでも動いたら外れてしまう。でも、こればっかりは仕方がない。でも、ガチピンで撮れた時の写真の凄さを一度味わったら、難しくてもついつい開放で撮ってしまうくらいの魔力があります。
いつかは、Gタイプの f/1.2レンズがでてくるのかもしれませんが、単なるカメラ好きですが、オートフォーカスはでないなと思いました。ピントを合わせるのはかなり難しいし、狙ったピントに会う確率もかなり低そうなので難しいと思います。だから勝手に、未だに新しいレンズがなかなか出ないのではないかなぁと思います。発売されたとしても、高いでしょうし。
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