まるで別カメラ。Nikon Z9 ver.2.0.0。新しいファームウェアをリリース。Z 7IIと、Z 6IIの新ファームウェアも同時リリース。

NikonがNikon Z9の新ファームウェア「 Ver.2.0.0 」を2022年4月20日にリリースすると発表。
また、同時にNikon Z7ⅡとZ6Ⅱの新ファームウェアもリリースするとしています。

今回で3度目のファームアップとなる
一番左の数字が変わる大きなアップデートになります。
ただ内容が凄すぎて、まるで違うカメラになります。
無償でいいのか疑問なくらいの「 Nikon Z9 ファームウェア Ver.2.00 」では
主に、発表時にも話題になった8KのRAW動画内部記録に対応。
シャッター半押しから全押しした際、全押から最大1秒間遡って記録することができる
「 プリキャプチャ 」をフルサイズミラーレスとして初めて搭載しています。
また、「 カスタムワイドエリアAF 」も新しく搭載されワイドエリアAFを自分好みにカスタム出来る様にもなっています。

Nikon Z7ⅡとZ6Ⅱの新ファームウェア「 Ver.1.40 」は
静止画でのオートエリアAF時の背景抜けが抑えられ
AF開始時に手前の被写体に、ピントが合い易くなる。

Nikon Z9 ファームウェア ver.2.0.0の主な特徴

たくさんありすぎるので主な項目をピックアップしますが
今回大きすぎて、フォームウェアの補足説明書なるものまであるので
下記にリンクを貼っていますので
詳しくはそちらをみてください。

動画機能

  • 最大12ビット8.3K60p
    および12ビットProResRAWHQ最大4.1K60p
    内部N-RAW録画の追加。
    2種類のRAWが内部で撮れ、UHDだけでなくDCIサイズ対応。
    ビデオのパワーは、マルチカメラ制作の一部としてのグレーディングまたは一貫性の際の柔軟性のために680億色以上の範囲で、色調のある極端な緯度を可能にします。
  • Nikonの新しいN-RAWビデオ形式は、多くの情報を記録しながらも
    ファイルサイズがとても小さいのが特徴になります。
    N-RAWは
    FXモードでの8.3K60p、24p
    または4.1K 120p、60p、30p、24p
    2.3xクロップでの3.8K 120p、または5.3K 60p
    DX(1.5x)クロップで30p、24p。
  • N-RAW形式では、mp4プロキシファイルも作成されます。
  • 4K UHD 60pを8Kオーバーサンプリング可能になり
    可能な限りシャープでクリーンな4Kコンテンツが可能になりました。
  • 記録中にモニターとビューファインダーに
    赤い「REC」フレームインジケーターが追加。
  • 記録中に被写体の明るさや位置を確認するための
    ウェーブフォーム(波形)モニターが追加。
  • 新しいビデオ専用の情報ディスプレイが追加。
    フレームサイズとレート、オーディオ設定、コーデック、ビット深度、HDMI出力設定など、さまざまなビデオ録画設定を一目ですべて1つの画面で確認できます。
  • 「ファインISOコントロール(モードM)」により
    露出を1/6 EV単位で調整出来る様になります。
    いままでは、1/3段ずつでしたが露出を精密かつスムーズに変化させることができます。
  • 高速AF-ON機能により、ユーザーは異なるAF速度を個別のコントロールに割り当てることができます。 遅いラックフォーカスから速いトランジションまで、ビデオ撮影の効率を向上させるために、カスタマイズ可能なボタンに2つの速度を割り当てることができるようになりました。
  • 非常に暗いシーンのスローシャッタービデオ録画を有効にしたり
    Mモードでビデオを撮影するときに意図的にブレを導入したりするために
    シャッター速度を遅く設定することができます。
  • 選択したフレームレートと解像度設定により
    ユーザーは、再生が一時停止している間
    ビデオの選択したセクションに一連のJPEG画像として連続するフレームを保存できるようになりました。

スチール機能

  • フルサイズミラーレスカメラで初めて
    プレリリースキャプチャ機能が搭載。
    シャッターが完全に押される前の半押しシャッターの最大1秒の画像の
    バーストキャプチャが可能で予測できないシーンの撮影を可能にします。
  • 20種類のカスタムワイドエリアAFのパターンが追加。
    フレームのどの部分に焦点を合わせたいかをより細かく制御できるようになりました。
    被写体の検出と組み合わせて使用​​することもできます。
    動画では、12種類の追加パターンを使用できます。
  • 新しいレタッチメニュー機能として「 比較動合成 ( モーションブレンド )」が追加。
    連続撮影した写真から一連の動く被写体のみを合成しカメラ内オーバーレイを作成します。
  • AFの安定性、トラッキングパフォーマンス
    および暗い場所での被写体の検出 ( 低照度AF ) が強化されました。
  • 画像を確認するときに、連写した写真の最初のショットにスキップする機能が追加。
  • 長時間露光ディスプレイを拡張して、露光時間のライブカウントが含まれます。
    今まで以上にファインダーを暗くして、パワーと暗視を維持できるようになりました。

追加の機能

  • RealLiveViewfinderは、ブラックアウトフリーEVFですが
    リフレッシュレートを120 fpsに上がり、よりスムーズでリアルな表示機能を追加。
    「色温度の選択」とプリセットの手動WBが調整できます。
  • 自動露出(AE)が強化され、被写体がカメラから離れて再びカメラに向かっているときや
    構図が変わったときなど、人間の顔をより安定して露出できるようになりました。
  • 「ファインダー優先」モードが改良され
    半押しするとファインダーがつく様になり遅延がなくなり
    メニュー画面からでもファインダーが表示されるようになり、よりレフ機のファインダーに近くなった。
  • カスタムメニューに「サブセレクターセンターを優先」が追加され
    サブセレクターの操作性が向上しました。
  • シーンが急激に変化する場合でもAWBが改善されています。
  • 新しいカスタム設定として、フォーカスポイント選択速度により
    AFポイントがフレーム内を移動する速度を調整できるようになります。
  • 高速撮影時にも、ディスプレイとリアルライブファインダーに
    シャッターレリーズインジケーターがはっきりと表示されます。
  • 強化されたメモリセット/リコール機能により、複数のフォーカス位置を瞬時にリコールできます。
  • 従来の「撮影機能のリコール(ホールド)」に
    「撮影機能のリコール(ホールド)」が追加され、ボタンを押し続けることなく
    リコールされた機能を維持できるようになりました。
  • レンズのフォーカスリングとコントロールリングの役割を入れ替えることができる様になりました。AFしか使わない場合に、誤操作は考えられますが大きく持ちやすいフォーカスリングに役割を設定する事ができます。

 

今回搭載されそうで搭載されなかったもの

  • シャッター音カスタム機能
  • 高周波フリッカー低減機能

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