「Nikon Z 7」「Nikon Z 6」ついに、ニコン 初のフルサイズミラーレスが正式発表。

ついに、ニコン 初のフルサイズミラーレスが正式発表。印象とα7シリーズとの比較、買いなのかどうなのか。

ついに、兼ねてから言われていた通り 8月23日にニコンからニコン初となるフルサイズミラーレスカメラが発表され、ついにミラーレス時代がはじまり一眼レフという一つの時代が終わりではないが時代が変わった瞬間だった。

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ニコンのフルサイズフォーマットミラーレスカメラ「Z 7」の製品ページ。Zでなければ、会えなかった自分がいる。 カメラ、…

ニコンのフルサイズフォーマットミラーレスカメラ「Z 6」の製品ページ。Zでなければ、会えなかった自分がいる。カメラ、レン…

 

発表された「Nikon Z 7」「Nikon Z 6」。
なぜ「Z」なのかは、究極や最高を意味し未来への架け橋を想起することを意味し
アルファベットの最後の文字の「Z」を起用したとされています。
また「Z」を横にするとNikonの「N」にもなるとも言われていたりもします。
ついでに、なぜ「6」と「7」なのかというのは
例えば上位機種もしく中判ミラーレスに「8」と「9」。
APS-Cに「4」と「5」とかで将来的にナンバリングするのではないかとも言われているし
現状のフラグシップが「D5」だから「6」→「7」となったのかとも考えられます。
ただ、イベントでDシリーズも開発を進めていくとも言っていたし
2020年にはオリンピックもあるし「D5」の次はやはり「D5s」→「D6」となるだろうから
やっぱり先に述べた考え方が近いかもしれません。
Zマウントの異様な大きさを考えると強ち中判ミラーレスという考え方も有り得そう。

んで、スペックうんぬんは概ねの予想通りで驚く様な事はなかったが、高い…。
印象を書く前にまずは、価格。価格もだいたい予想通りだけど高い…。ニコンだから高いだろうとは思っていたけど、どこか期待していた心と少し期待外れのスペックも相まって高く感じる。また、予想されたFマウントアダプタは無償で付属しませんでしたので、もはやマストなアダプタは買わなければならない…。

価格は、定価だとされるNikonダイレクトヨドバシビッグカメラ(ポイントは無視)で

Nikon Z 7 のNikonダイレクト、ヨドバシ・ビッグカメラ(ポイントは無視)価格

本体のみで、43万7400円。
FTZセットで、45万9000円。
(FTZ単品で 3万9420円。セットだと2万1600円。)
24-70mmのレンズキットが、51万3000円。

Nikon Z 6 のNikonダイレクト、ヨドバシ・ビッグカメラ(ポイントは無視)価格”]

本体のみで、27万2700円。
FTZセットで、29万4300円。
(FTZ単品で 3万9420円。セットだと2万1600円。)
24-70mmのレンズキットが、34万8300円。

マップカメラカメラのキタムラでは、

Nikon Z 7 のマップカメラやカメラのキタムラ価格

本体のみで、39万3660円。
FTZセットで、41万3100円。
(FTZ単品で 3万1590円。セットだと1万9440円。)
24-70mmのレンズキットが、46万1700円。

Nikon Z 6 のマップカメラやカメラのキタムラ価格

本体のみで、24万5430円。
FTZセットで、26万4870円。
(FTZ単品で 3万1590円。セットだと1万9440円。)
24-70mmのレンズキットが、31万3470円。

 

Z 7とZ 6の金額差は、約15万円。
Nikonダイレクトとマップカメラやキタムラとの差は、
Z 7で 約4万5000円。
Z 6で 約3万円弱。

マップカメラやキタムラ価格で考えると、Sony α7RⅢのボディ単体で 32万7910円。金額差で6万5750円、Z 7の方が高い。
24-70mm f/4 のレンズ込みで考えると、SonyのVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Zが 10万1700円。合計が 42万9610円なので、Z 7の 24-70のレンズキットと比べると3万2090円、Z 7の方が高いということになる。

Z 6と、Sony α7Ⅲとを比べてみると、ボディ単体でSony α7Ⅲが、22万3443円。金額差で 2万1987円、Z 6の方が高い。
24-70mm f/4 のレンズ込みで考えると、SonyのVario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS SEL2470Zが 10万1700円。合計が 32万5143円なので、Z 6の 24-70のレンズキットと比べると1万1673円、Z 6の方が安いということになる。

ただ、Nikonユーザーは、α7シリーズと違いNikonの利点である今までのレンズ資産を活かすとなるとアダプタはマストで、Z NIKKOR S-Line に関しても高い。これから出てくるレンズも間違いなく高いだろうからやはりアダプタはマスト。上記に 2万円プラスで考えないといけないから、やはりα7シリーズと比べると価格面では高い。あとあと書くけど電池持ちとシングルスロットとコマ速のスペックを考えると価格面で躊躇してしまう。

Z 6に関しては、ファインダー倍率 0.8倍で 369万ドットのEVFや 210万ドットの3.2inchタッチパネル、新型Zマウント含めた Z NIKKOR S-Line レンズの性能や将来性を考えると買おうかなという気持ちになる。なので、Z 7と、Z 6 どっちが買いかというと Z 6 かなと思う。
Z NIKKOR S-Line も撮ってみたいし私は、Z 6 を買ってみようかと思っています、Z NIKKOR S-Lineに関しての記事と Z 6 購入計画に関してはまた次回書きたいと思います。

「Nikon Z 7」「Nikon Z 6」の印象

Nikon初となるフルサイズミラーレスとなる「Nikon Z 7」「Nikon Z 6」の印象に関して、基本的にフルサイズミラーレスに関しては、コマ速 5.5コマ/秒は目をつぶったとしても結構言われてるけどシングルスロットが確かにダメ、小型化の為とニコンは言ってるようですが、α7RⅢとか積んでるし、SDでもいいからデュアルスロットにするべきだよ…。アマチュアモデルなんで。とか、Leica もシングルスロットですよ。って言われればそれまでだけど、初のフルサイズミラーレスのモデルでしかも結構いい値段するしそれはないよぉって感じだよ。ほんといやらしいわ。あとはバッテリーの持ちがいくらミラーレスになるからといっても悪過ぎる。
ただ、EVFと液晶は良くて、今までのニコンでは考えられなかった動画性能に力を入れている印象が強かった。あと諸々は、発表前から予想されたものとほぼ相違はなく、フルサイズミラーレスの分野で先人の Sony α7RⅢと α7Ⅲというライバルがいて、これからの時代という文言もあった通りミラーレスの時代になっていてこの流れに乗らないといけないし、実際このSony α7RⅢと α7Ⅲに流れていくユーザーを食い止める目的もあったはずだから必然的に同じ様なものになるだろうし、センサーはSony製ともいわれているのでボディで大きく突き放す事はできない。だから、ニコンはレンズで巻き返す必要がある。
だから、今回のNikon初のミラーレスカメラのイベントの本当の意味は「Z 6」「Z 7」ではなくて
Zマウントと Z NIKKOR S-Line レンズの発表会だったと思う。
ずっと Fマウントできていたニコンがミラーレスという新しい時代のカメラを作るこのタイミングでZマウントに切り替えてきて、レンズの可能性が莫大に広がる。昔は「前玉デカくすれば全然明るいレンズは作れますよ。」なんて言ってたりしてましたが、そんな事は絶対ない。
マウントを切り替えたこれからのNikonが凄いと思う。

なので、表面上はカメラの性能はそんなに驚きはないし実際 α7シリーズと比べて劣る点もあるし拍子抜けしたところもある。
中には、この発表までまってたけどやっぱり Sony にしよう、ってなった人もいると思うけど
これからの Zマウントの可能性と振り幅のデカさと、それに伴う Z NIKKOR S-Line レンズの性能。
これまでのNikonレンズの豊富さを考えると買いだと思うし
買わなくてもNikonユーザーであればもう少しNikonの一眼レフを使って第2世代目のものを買うといった考え方もありかもしれない。
だから、Sonyなんかぱっと見は、なんだ α7Ⅲやα7RⅢの方が良いじゃん。って感じだけど、多分実際は、慌ててると思う。
センサーは持ってるだろうけど、カメラはレンズだから。

あと、これからCanonがどう出てくるかが見ものだね。
ちなみに、近々Canonもフルサイズミラーレスを出してくるだろうと言われているけど、噂をちらっと書くとこんな感じ。

  • 2,800万画素相当のフルサイズセンサー
  • ボディ内5軸手ぶれ補正
  • コマ速 10コマ/秒
  • デュアルピクセルAF
  • 瞳AF
  • 4K 30fps
  • 1080p 60fps
  • 価格は、20万円前後


仕様事前予想との相違

  • 画素数の異なる2機種がリリースされる。
    ( 4500万画素と2500万画素 )
  • 名称は、4,500万画素 (4,575万画素) モデルが、「Nikon Z 7」。
    2,500万画素 (2,450万画素) モデルが、「Nikon Z 6」。
  • 新しいマウント「 Zマウント」仕様。
  • 5軸手ブレ補正  搭載。
  • 裏面照射型センサー採用。
  • EVFの画素数は、360万ドット (369万ドット) 。
  • AF測距点は430点から450点。( Z 7が493点、Z 6が273点)
  • 連写は、9コマ/秒。( Z 7が9コマ/秒(14bitRAW時は約8コマ/秒)
                            ( Z 6が12コマ/秒(14bitRAW時は約9コマ/秒))
    ただし!! AF・AE追従の場合、5.5コマ/秒。
  • 4K動画撮影は確実。
  • 液晶はチルトタイプでバリアングルではなさそう。
  • 内臓フラッシュは非搭載。
  • 記録メディアは、XQD・CF Express 。
  • 天板部にサブディスプレイを搭載。
  • Nikonの代名詞のレッドラインは正面からは目立たない。
  • 非常にグリップしやすいグリップ。
  • Sonyのα7シリーズと形や操作が似ている。
  • Zマウントの径は、中判のマウントとほぼ同じくらいの大きさ。
  • 「Nikon Z6」と「Nikon Z7」のボディは同じ。
    バッテリーも同じ。
  • EVFは固定式。
  • シーンモードはない。
  • 専用レンズは、24-70mm f/4と、50mm f/1.8は同時に発売され、
    両レンズ共 爆速AF。

「Nikon Z 7」・「Nikon Z 6」の良いところ

EVF

image via 価格.com マガジン
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Nikonは老舗光学機器メーカーとしてカメラとしての基本的な機能であるEVFと液晶に関しては、妥協なくしてくれてあると思った。ここは、さすが石橋を壊すと言われる Nikon。カメラの命であるファインダーと写真としてデジタルカメラで重要な液晶は数値だけ見ても完璧に作られていると思う。ミラーレスはファインダー内で撮影した写真を確認したり、ピントを合わせる細かなことをするから大事な部分。EVFは、369万ドットの Quad VGA OLED搭載。
また、ファインダー倍率が 0.8倍!! これはヤバい。
ミラーレスはもちろんデジタル一眼レフ含めてもほぼほぼない。昔のいいフィルムカメラみたい。Nikon FとかF3とか 0.8倍だった。これはかなり見やすいと思う。
Nikonのデジタル一眼レフのフラグシップ機D5で 0.72倍、D850でも 0.75倍。Canonの 1DXが、0.76倍。
ちなみに世界最高のファインダーを持つと言われる Leica M3 は、0.91倍。
ファインダーに関しては完璧でその点は非常に良いと思う。

EXPEED 6

画像処理エンジンも最新のものへと進化していて Z 7 と、Z 6用に新開発されている。
処理性能が向上していて、これにより写真と動画共に撮影機能の向上が施されている。高速連写に寄与。写真では、使う人にとっては良い「ピクチャーコントロール」が項目が増えて「クリエイティブ・ピクチャーコントロール」へと進化。
あと、「ミドルレンジ・シャープ」という項目が追加されて明瞭度と輪郭強調との中間に対してシャープネスがかけられるようになっている。
動画に関しては、4K UHD動画撮影時にも、「アクティブD-ライティング」や電子手ブレ補正、フォーカスピーキングなどが使用できて、HDMI出力時のN-Logとタイムコード出力に対応。

ハイブリットAF

 

像面位相差AFとコントラストAFのハイブリットAFが採用されたことで、今までピントの甘い印象があったNikonだけどこれでピントがバチバチに合う事が期待できるし、アダプタを介して今までの AF-Sレンズ ( AF-SじゃないものはAFはダメ…。 )もバチバチに合う様になれば最高だと思う。水平垂直約 90%をカバーしているということで、D850の水平 55%のカバー率を考えるとかなり進歩したものだということが言える。

ボディ内 5軸手ぶれ補正

これも、Nikon初のボディ内 5軸手ぶれ補正を採用。ミラーレスはボディが小さいのでより手ぶれ補正は必須になる。時代的にも当たり前だけど、なにが良いかというと、Nikonには、古い素晴らしいオールドレンズがたくさんある。その資産が生きてくる。ファインダーに関してもそうだけど、ピーキングでピントを調節できたり新しい技術で昔では出来なかった事が出来る様になるというのは素晴らしいこと。
ちなみに、FTZをかましてVR搭載のレンズと組み合わせた場合はレンズ側の補正が優先され 3軸で補正されるとのことです。

タッチパネル液晶

液晶に関しても 3.2inch 210万ドットの液晶を採用。フルサイズミラーレスでここまで大きくて解像度の高い液晶モニターを搭載したモデルは初。もともとNikonは液晶ディスプレを高性能にする傾向があるが写真を確認する時にやはりここがダメだと確認もクソもないので、ここも非常に良い。

動画性能

Nikonらしからぬ、動画性能が結構良いと思う。10bitログになる。つまり 1,024の階調で画像を表現することができる。また、フォーカスピーキングや手ぶれ補正、アクティブ-D-ライティングが動画撮影時にも使える様にもなり、非常に動画性能が向上していると思う。

Fn ボタンが2つ健在

機能を自由に割り当てられるカスタムボタンである、Fnボタンが 2つ。
これに関しては新しさはないけど、これ便利だから確実に搭載してきたところに関しては良し。

「Nikon Z 7」・「Nikon Z 6」のダメなところ

コマ速 5.5コマ/秒

連写が、Z 7が9コマ/秒(14bitRAW時は約8コマ/秒)、Z 6が12コマ/秒(14bitRAW時は約9コマ/秒)なんだけど、ただ AF・AE追従の場合、5.5コマ/秒となるので、AEも追従する人にとっては遅い。

バッテリー性能

Z 7で、1コマ撮影で 330枚の動画 85分。Z 6で、1コマ撮影で 310コマの動画 85分。足りない。
ミラーレスだから一眼レフと比べれないけど Sonyのα7シリーズは約倍撮れるからここは残念。
バッテリーグリップも開発中とのことで、バッテリーグリップつければ長くはなるけど、せっかくの軽くて小さいミラーレスに果たして付けるかと言われると少し微妙になる。

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瞳AFがない

顔認識AFはあるけど、瞳AFがない。なきゃなくても良いけど、ポートレートとか撮る人は残念で、あると思ってたからより残念。

シングルスロット

これが結構言われてることだけど、確かに一番ダメなところ…。なんでって聞きたくなる。勘弁してくれ。

 

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Nikon Zシリーズ シャッター音

 

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