MacBook Pro 2020 13インチが発表され、大きなモデルチェンジのあった2012年や2016年モデルと4年おきの2020年もかなり大きな変化があるのかと思いきや、少し期待外れのマイナーチェンジに終わりました。
順当なスペックアップはされているんですが、見ての通り、見た目などハード面で大きな変化はありませんでした。
そうなると以前も書きましたが大きなモデルチェンジはやっぱり2021年のARMベースのCPUが載るモデルからになりそうですね。
ARMベース製の独自CPUに変わることだけでもかなり大きな変化となるので大きなモデルチェンジになることは間違いないです。
ARMベースの独自CPUとはなんなのか
ARMとは「 ARM社 」という企業の名称のことで、ARM社が設計したCPUが「 ARMベースCPU 」と呼ばれています。
パソコンのCPUとかだとIntel( インテル )が有名でよく耳にしますが、ARMってほぼ聞かないので馴染みがないと思いますす。
ただiPhoneやiPadなんかに使われている「 A13 」ちっぷなんかもARM製のCPUです。
Androidだったら、Qualcomm社の「Snapdragon」です。
ARM社はファブレス企業といういわゆる「 工場をもたない企業 」でCPUの設計を行ってそのライセンス提供しそれをAppleやQualcommが独自にその製品に搭載したい通信機能だったりAI機能だったりUI機能を追加して「 A13 」や「Snapdragon」として製品に使うと言った形になっています。
このように、独自の機能を追加したり拡張することが可能であることや、SoC ( System on Chip )と呼ばれる技術で複数の機能を1つのチップにまとめることで専用面積や消費電力を減らすことができるんです。
ARMベースCPUの利点
- 小型化
- 省電力化
- 独自機能の拡張性
そして、AppleはiPhoneやiPadだけではなくMacもARMベースの独自CPUに切り替えようと今ソフトウェアの開発やハードとの連携の図っているとみられていてそれが2020年後半から2021年にかけて発表・発売されると言われています。
ARMベース独自CPUになることでMacが変わるところ
- 小型軽量化
- 省電力化
- 独自機能の拡張性
- iPadアプリがMacでも使えるようになる
- ユニバーサル購入可能
- 低価格化
- リリースサイクルの独自化
Appleは少なくとも3種類のチップを開発しているとされていて
まずは、次期「 iPhone12 」に搭載される 5nmプロセスの「 A14 」がベースにされている。
コア数が 12コアからといわれていて
「 Firestorm 」というコードネームの8つのパフォーマンスに重視したコアと
「 Icestorm 」と呼ばれる4つのエネルギー効率に重視したコアが搭載されたプロセッサ
「 A14Z Bionic チップ 」と呼ばれるチップが搭載されるのではないかとされています。
グラフィックスとニューラルエンジンにおいては
Intelプロセッサよりも性能が断トツに良いとされています。
なお、CPUの性能は Intelのハイエンドモデル向けプロセッサには及ばない為
恐らく、新しい「MacBook」から採用されることが予想されており
IntelベースのMac用に開発されたアプリが動作することを保証するツールの開発も検討されているようです。
省電力化と小型軽量化
複数の機能の司る部品を1つにまとめることで専用面積が減り省電力化になることでバッテリーを小型することができるので本体の小型化や軽量化が可能になり、重さは 1Kgを切ることは可能になると見られています。
サイズに関してはディスプレイサイズは変えられないし、端子のサイズは変えられないのですぐに薄型化などは難しいとは思いますがTouch Barの面積を増やしたり新しい機能の追加やスピーカーやファンの面積を増やすことができるようになったりMacBook Air のような先端に向かって細くなるようなデザインは可能になります。
独自機能の拡張性、Mac Catalyst
コア数やクロック周波数など独自に作ることができ、今のところ
Appleは次期iPhoneと言われている「 iPhone12 」シリーズでも搭載されると言われている
「 A14 」チップの更にいいモデルになると言われていて
5nmプロセスルールの12コアになると言われています。
並行して、その次の「 A15 」もすでに開発を着手しているとも言われています。
また、Mac Catalystと呼ばれていますが
iPadアプリがMacでも使えるようになると言われています。
なので、同一アプリが全て同じプラットフォーム上で動作すること意味し、使えるアプリも増えるということ。
さらにユニバーサル購入が導入されMac・iPhone・iPadのアプリが統合されて
iOS App Storeと Mac App Storeが統合されるとみられています。
低価格化
現行のMacに搭載されている、Intelのチップセットは非常に高価なものでAppleが頑張ってCPU以外のところ低コスト化を図ってもIntelのCPUがボトルネックになって低価格化は難しいと言われています。
ARMベース独自CPU化することでCPUコストが 40〜60%も低下するとも言われています。
なので、ARMベースの独自CPUにすることで低価格化は可能になり、高性能かつ低価格のMacが手に入る。
さらに、AppleはARMベース独自CPUをすでに開発しているとみられていて
価格は 約6万4,800円〜9万7,800円からになるのではないかとも言われています。
リリースサイクルの独自化
Intelのチップセットの場合、Macの販売サイクルをIntelの製造サイクルにどうしても合わせないといけませんが、独自に行うことができるようになります。
特に最近のIntel製チップの性能向上は鈍化していて、チップの発表が度々延期になったり
AppleにとってMacシリーズの計画に及ぼす影響が大きいという懸念があったと言われています。
例としては、現行フラグシップラップトップのMacBook Pro 16インチ 2019 は第9世代のIntelCPUが搭載されていますが、MacBook Air 2020は第10世代Intelが搭載されています。
ラインナップ的に独自性が保たれAppleがコントロールすることができますし、それによって販売時期が定まってくれば私たちも買い替え時期がより定めやすくなると思います。
その他アップデート
- FaceID 搭載
- ミニLEDディスプレイ
- 前面カメラのフルHD
- 素材変更
- グラフィックス強化
- ベゼルの狭縁化
- ユーザビリティの向上
- Wi-Fi6
- SIM機能・5G対応
- USB 4.0
- 新バタフライキーボード
- MacBook Pro 13インチの14インチ化
- マークの点灯
これは個人的な要望が大きいですが、この内全部は無理なのはわかっているので何か1つはアップデートされるといいなと思います。
Face IDの搭載
まずはやっぱりFace ID搭載。これはiPhoneやiPadで当たり前になってきているものだしTouch IDは搭載されたので。
WindowsでもWindows Helloがありますのでここは搭載されてきてもいいんじゃないかと思っています。
ミニLEDディスプレイ
これはかねてから言われてきていることで
ディスプレイがミニLEDディスプレイになり異次元の高コントラストの実現や省電力化にも寄与するといわれています。
数万ものLEDを搭載したディスプレイで高コントラスト、HDR性能、色再現、省電力化に特化したディスプレイで
輝度は 1,000nit超え。コントラスト比は、100,000:1という高解像度を得る事ができます。
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有…
ミニLEDディスプレイは、2020年10月〜12月から2021年1月〜3月の間で登場してくるものとみられています。
なので、ARMベースの独自CPUを搭載する MacBook Pro 2021 のリリース時期と同じタイミングと考えられていて、ミニLEDディスプレイを搭載してくる可能性は非常に高いと考えられます。
また、今後ミニLEDを搭載すると見られているのは
「 27インチiMac Pro 」
「 16インチMacBook Pro 」
「 13インチ ( 14.1インチ ) MacBook Pro 」
「 12.9インチiPad Pro 」
といわれ
現状では、多少前後はあっても
2021年1月〜3月:12.9インチ iPad Pro
2021年4月〜6月:16インチ MacBook Pro
2021年7月〜12月:27インチ iMac Pro
で登場してくるのではないかとみられています。
Facetime カメラのフルHD化
また、前面カメラの刷新。
ここずぅーーと 720pなのでここはかなり時代遅れ感が否めない。個人的にここを一番変えて欲しいところでもあります。
それに今はもちろんこれからもWeb会議やオンライン授業、オンライン飲み会など用途が増すところでもあると思うのでここはマスト。
素材変更
また、軽量化や剛性の問題でもほかの同レベルラップトップもそうですが時代はマグネシウムにシフトしてきています。
Macもそろそろ素材という面でも変わってもいいのかなと思っています。
グラフィックス強化
そして、グラフィックスの強化。いまMacは AMDのものしか使えません。OS上でそうなっています。
なぜかは..書きませんが。
そう無理だとは思いますがNVIDIA製のものも使えると性能面やコスパを考えるとありがたい。
ベゼルの狭縁化
ベゼルの狭縁化は広くなるし見た目もかっこいいし時代の技術と共になくなっていって欲しいと思っています。
これにともない、13インチの14インチ化も もしかしたらあるかもしれません。
ユーザビリティの向上
欧米ではリペアビリティという言葉が流行っていますが、MacBook Proでもメモリくらいは自分で増設させてほしい。
そのくらいのユーザビリティはあっていいんじゃないかと思う。
Wi-Fi 6 や、USB 4.0の搭載。5G時代への対応
Wi-Fi6は確実に搭載、USB 4.0は出来れば搭載。
更に、SIMでモバイル通信が可能になり 5G対応になるといわれています。
USB 4.0に関しては、現行はIntelのチップセット頼みなので
独自CPU化した際にはASMediaから供給関係をもつと言われていて
このASMediaがUSB 4.0を供給するとみられています。
新バタフライキーボード搭載
バタフライキーボードがが復活すると言われています。
もちろん改良されて以前のような悪い印象のものとは違うものです。
やはり、薄さを追求する為にバタフライキーボードは必要不可欠なものなのでしょうね。
MacBook Pro 13インチの14インチ化
MacBook Pro 13インチモデルが14インチ化する噂もあります。
マークの点灯
これはただの個人的な願望でしかありませんが
2016年モデルからなくなってしまった
マークをまた光るようにして欲しい。
ARMベース独自CPUのMacは、2020年末から2021年にかけて発表・発売されるとみられていて
はじめは12インチMacBookから搭載が始まり
MacBook AirかMacBook Proなどラップトップから変わっていくものとみられています。
また、MacのARMベース独自CPU搭載は段階的に行われていて
現状完全移行までの4段階に分けられるとされています。
段階的に分けて計画をしており
T1チップ、T2チップからはじめ
今話題になっている
ARMベース独自CPUをメインとしたMacは
第3段階にあたると言われていて
12インチMacBookから搭載がはじまり
その後、MacBook Proなどに派生させる。
最終段階では、グラフィックスも
独自GPUに移行させると言われている。
2021年 ARMベース独自CPU搭載Macの最初のモデルのサイズ感や重量に関しては
おそらく「 MacBook 」のようなものになるのではないかと言われています。
それが、12インチMacBook の後継機種としてリリースされるのか
MacBook AirかMacBook Proで変化があるのかは
現段階ではわかりませんが
「 WWDC 2020 」にてなんらかの発表があるものとみられています。
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