27インチのiMacの新型が8月4日リリースされました。
残念ながら、筐体には変化はなく、後述しますが恐らく筐体の変化を含んだ
ビッグマイナーチェンジは「 Appleシリコン 」がリリースされるタイミングで
変化してくるものだと思われます。
WWDC 2020 では発表されませんでした。 ただ、今までの情報がなかったわけでも 異なったものというわけではなく COVID-19の影響もあったのかわかりませんが アップデートが行われないわけではなく iOS […]
今回の変化は内部の進化。
その進化は買い替えの価値はあるのか見ていきたいと思います。
- 高速化した最大10コアのIntelプロセッサ
- メモリ搭載量が2倍になり、最大128GBまで搭載可能
- グラフィックスが、次世代AMD Radeon Pro 5000シリーズ
- ストレージは全モデルでSSDへ
- 全モデルにApple T2 Security チップを搭載
- FaceTime カメラ ( 前面カメラ )が 1080pへ
- スピーカとマイクがより高性能へ
CPU
第8世代のコーヒーレイクから第10世代コメットレイクプロセッサへと変わりました。
最大10コア(20スレッド)も選択することができる。
性能としては、さほど変化はないと考えられています。
メモリ
CPUの進化によりメモリが最大128GBまで搭載可能になった。
グラフィックス
グラフィックスも 14nmプロセスルールの Radeon Pro 500X から
7nmプロセスのRadeon Pro 5000へと進化しグラフィックス性能も向上している。
アーキテクチャの変更は約7年ぶりの変更となり
飛躍的にパフォーマンスが向上するものとみられています。
全モデル SSD化
Fusion Drive が廃止され、全モデルで NVMe SSDとなり高速化
Apple T2チップ搭載
True Torn ( トゥルートーン ) テクノロジー採用やトリプルマイク、スピーカーの音質向上等のユーザビリティ向上に繋がり
全モデルSSD化との組み合わせで高速化と大幅なセキュリティ向上にも寄与している。
Nano- texture ( ナノテクスチャ ) ガラス 選択可能に
Mac Pro と同時に発売された、「 Pro Display XDR 」でも話題になった
Nano-texture ( ナノテクスチャ )ガラス がプラス5万円で選択できる様になりました。
アンチグレアガラスの一種で、可視光波長よりも小さいナノレベルの突起をガラスの表面に作ることで
光の屈折によって反射を抑える構造 ( モスアイ構造 )になっていて
デスプレイの表面の反射を抑えて鮮明な表示を高レベルで実現しているガラス。
今回の iMacは、全モデル SSD化とアップルT2チップの搭載。
前面カメラがようやく1080pになり
そして、GPUの性能向上と、Nano-texture ガラス の選択肢が加わった事が
買いの理由だと思います。
この性能向上に重きを置かない人は間違いなく次期モデルを待った方が
私はいいのかなと思います。
21.5インチもアップデート
27インチと共に21.5インチに関してもアップデートされていますが
CPUやGPUの変更はなく
1TB HDDモデルがなくなり、256GB SSDへと変更されたくらいの
小さな変更にとどまっています。
アップル T2チップの搭載もなく、21.5インチは買いではないと感じます。
デザインの変化は来年 2021年
今回期待されていた筐体デザインの変化はとりあえず今回はありませんでした。
これは、WWDC 2020 でも発表された「 Appleシリコン 」の開発と深く関係すると考えられます。
今回、CPUが第8世代から第10世代へと進化していますが
あくまでも 14nm プロセスということは変わっていません。
消費電力もTDP ( 熱設計容量 )下がっておらず
SSD化となっても薄型狭縁化デザインには至らなかったとみられています。
Appleは現在開発を進めている、高いエネルギー効率でとても性能の高い
Appleシリコンを搭載するタイミングで10年以上変化のないiMacのデザインが変わることは
ほぼ間違いないと思われ、iMacだけでなくMacBook ProやMacBook Airなどのラップトップに関しても
さらに薄く軽く高性能なマシンへと変貌するとみられています。