大分でおすすめのアプリ開発会社10選|地元出身の発注者目線で本音の比較3

大分でおすすめのアプリ開発会社10選|地元出身の発注者目線で本音の比較

はじめに|東京・福岡・海外で働きながら、それでも「大分」に戻ってくる理由

普段、私は東京や福岡、そして海外を行き来しながら仕事をしています。案件によっては日本にいない月のほうが長いこともあります。それでも、法人としても個人としても「拠点」として置き続けているのが、生まれ育った大分です。

東京で発注を重ねていると、正直なところ選択肢には困りません。渋谷や五反田あたりを歩けば、スマホアプリの受託開発会社は無数にあります。福岡も同じで、天神・博多界隈のスタートアップ密度はこの10年で相当上がりました。海外でも、ベトナムやマレーシアのオフショア企業と組めば、単価だけを見れば国内の半分以下で組める場面もあります。

ところが、大分でアプリを作ろうとした瞬間に、この「選び放題」の感覚は通用しなくなります。検索しても出てくる会社の顔ぶれが限られていて、しかもサイトを見ても「システム開発」「DX支援」といった抽象的な言葉が並ぶばかりで、自分の案件を任せていいのかどうかが判断できない。料金表を公開している会社もほとんどない。結果として「とりあえず東京の会社に頼むか」となり、地元の予算が県外に流れていく——これを何度も見てきました。

一方で、大分の開発会社と実際に組んでみると、東京では得られない良さもはっきりあります。距離が近いので現場を見てもらえる。担当者が頻繁に変わらない。地元の商習慣や業界特性を説明しなくても通じる。そして何より、地方の適正価格は都心より確実に安い。要するに、情報が整理されていないだけで、大分の開発環境そのものは決して貧弱ではないのです。

この記事は、「大分でアプリを作りたいのに、どこに頼めばいいか分からない」という人のために、発注者の立場から各社を整理したものです。ランキング形式にしていますが、これは絶対的な優劣ではなく、「アイデア段階からの小〜中規模アプリを、大分で、納得できる価格と品質で作りたい」という多くの方が抱えるニーズを軸に並べ替えたものだと理解してください。大企業の基幹システム刷新が目的なら、順位は入れ替わります。その点は各社の紹介の中で触れていきます。


大分でアプリ開発会社おすすめ10選

CREATIVE HOUSE

おすすめ度:★★★★★(おすすめ)

会社URL: https://creative-house.jp/ アプリ開発サービス: https://creative-house.jp/application-development-management/ 所在地: 大分県大分市(大分・福岡を中心に九州全域、オンラインで全国・海外対応)

おすすめの理由

大分でアプリ開発会社を探すとき、最初にぶつかる壁は「アイデア段階の相談を受けてくれる会社が少ない」ことです。仕様書もワイヤーフレームもない状態で問い合わせると、多くの会社は「要件が固まってから」と言います。それは開発会社として真っ当な姿勢なのですが、初めてアプリを作る人にとっては入口で詰んでしまう。

CREATIVE HOUSEを最上位に置いた最大の理由がここにあります。同社は公式に「アイデアレベルのご相談からでも丁寧にヒアリングし、実現可能な形へと落とし込んでご提案する」と明言しており、企画のヒアリングから要件定義、UI/UX設計、実装、テスト、App Store/Google Playへの申請代行、リリース後の運用・アップデートまでを一社で通す体制を取っています。この「入口の広さ」と「出口までの一貫性」を両立している会社は、大分県内では意外なほど少数派です。

技術面の守備範囲も広く、iOSはSwift/SwiftUI、AndroidはKotlin/Java、両OS対応はFlutter/React Nativeというクロスプラットフォーム、さらにWindows・macOSのデスクトップアプリ、既存アプリの改修・リニューアルまで対応領域として公開されています。「iPhoneだけ作れます」という会社も地方には珍しくないなかで、選択肢を提示したうえで最適解を選べるのは発注側にとって大きな利点です。

価格の透明性も評価点です。地方のアプリ開発は「要問い合わせ」が常態化していますが、同社はアプリ制作費198,800円(税別)〜、運用管理費9,800円(税別)/月〜、MVP開発費108,800円(税別)〜と目安を公開しています。アプリ開発の一般的な平均相場が200万円台と言われるなかで、この価格帯から相談のテーブルに着けるのは、予算の限られた個人事業主や小規模事業者にとって現実的な意味を持ちます。MVP(最小限の機能で市場反応を検証する版)の料金を別立てで示している点も、「まず小さく試したい」という発想を理解している証拠だと感じました。

加えて、同社はアプリ単体の会社ではありません。Web制作、SEO・LLMO対策を含むWebマーケティング、SNS運用、AI開発・AIインテグレーション、DX・クラウド、医療システム、さらに写真・動画・ドローンといったクリエイティブ領域までを内製で抱えています。アプリをリリースした後に必ず発生する「で、どうやってユーザーを集めるのか」「ストア用のスクリーンショットや紹介動画はどうするのか」という課題まで、窓口を分散させずに相談できる。これは発注者の管理コストを大きく下げます。

さらに現実的な話として、同社は打ち合わせをZoom・Google Meet等のオンラインで完結でき、県外・海外在住者からの依頼も受けています。私のように拠点と居場所が一致しない働き方をしている人間にとって、これは必須条件に近い。「大分にプロジェクトを置きたいが、自分は東京や海外にいる」というケースで詰まらないのは大きい。

弱点も正直に書いておきます。同社は事業領域が非常に広いぶん、数千万円規模の基幹システム開発や、数十人体制を要する大規模プロジェクトを前提とした会社ではありません。金融系の重厚な要件や、大人数のPMO体制が必要な案件であれば、後述のオーイーシーやザイナスのほうが適します。あくまで「小〜中規模を、速く、丁寧に、納得できる価格で」という領域での強さだと捉えるのが正確です。

お客様の声(公開情報より引用)

「依頼前にサンプルの映像を見て判断したのと、相見積もりを取ってこちらが一番コスパが良かったので依頼させてもらいました。また、スケジュールも迅速に対応していただきました」

「お世話になっております。動画編集の件、社内でもとても好評でした。素敵に作ってくださってありがとうございます。何度もご対応くださり、ありがとうございます」

「テロップのデザインや、文字出しの部分もセンスが良くて、感動しました。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします」

「ありがとうございます。素晴らしい写真でクオリティの高い宣伝ができております。引き続き宜しくお願いします」

※マッチングメディア上の評価は5.0(レビュー約67件・記事作成時点)と、星5のみで構成されていました。なお同社は撮影・映像事業も大きいため、公開レビューにはクリエイティブ案件に関するものが多く含まれます。


イジゲングループ株式会社

おすすめ度:★★★★☆

会社URL: https://ijgn.group/ 所在地: 大分県大分市中央町(福岡・宮崎・北九州にもオフィス)

おすすめの理由

「作るもの自体がまだ決まっていない」「事業構想レベルから壁打ちしたい」という段階なら、県内で最も心強い選択肢のひとつです。2013年にイジゲン株式会社として大分市で創業し、街歩きポイントサービス「AIRPO」やサブスク基盤「always」など自社プロダクトを世に出してきた、いわば「自分たちで事業を立ち上げてきた側」の開発会社です。第12回大分県ビジネスプラングランプリ最優秀賞の受賞歴もあります。

2022年に西日本フィナンシャルホールディングスのグループ会社となり、現在は金融グループのテクノロジー企業という位置づけ。地域企業のDX支援を「DX STUDIO」として展開し、経営課題の整理から要件定義、開発、運用後の改善までを伴走型で支援します。高校生向けのモバイルオーダーサービス「PECOFREE」を給食事業者とのジョイントベンチャーで共同創業し、全国40都道府県超まで展開させた実績は、単なる受託にとどまらない事業開発力の証左でしょう。

MVPを素早く出してユーザー反応を見ながら改善するアジャイル型を得意としており、「事業KPIに直結する機能を見極めたい」という要望に応えられる体制です。一方で、コンサルティングを含む伴走型のため、費用は県内では高めのレンジになります。純粋に「決まった仕様で安く作ってほしい」だけなら、オーバースペックになる可能性があります。

お客様の声(公開情報より引用)

「DX支援後にジョイントベンチャーで共同創業したサービスは、金融機関主催のビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞。これを機に、当初計画を大きく上回る学校への導入が完了した」(プレスリリース掲載の共創事例より要旨引用)


株式会社オーイーシー

おすすめ度:★★★★☆

会社URL: https://www.oec.co.jp/ 所在地: 大分県大分市東春日町(大分本社・東京本社、京都・福岡ほか多数拠点)

おすすめの理由

自治体案件、公共性の高いサービス、あるいは10年単位で運用し続ける前提のシステムであれば、県内で最も安心して任せられる地場大手です。大分本社と東京本社を軸に、関西・福岡・香川・佐賀・富山・福井などへ拠点を展開しており、体制の厚みが違います。自治体向けアプリの開発実績や、地域プラットフォーム領域への参画など、公共調達のプロセスや個人情報保護への対応に慣れている点は、役所や公共団体が発注する際の大きな安心材料です。

注目したいのは、同社が大規模SIerでありながらアジャイル開発を取り入れている点です。地図情報を活用するクラウドサービス「Maphin」の事例では、短いサイクルで開発とリリースを繰り返し、現場の業務フローや要望をその都度反映するプロセスを採っています。「全部決めてから作る」の弊害を理解している開発会社は、この規模では貴重です。

ただし、小規模な個人アプリや数十万円規模の案件には向きません。組織として動く会社なので、意思決定のスピードやコスト感は、小回りの利く会社とは別物だと考えてください。

お客様の声(公開情報より引用)

「複数の苦情を同時に受け付けられるようになり、対応スピードが向上した。地図と連携した一元管理で状況を確認しながら的確に対応できるようになり、報告書のペーパーレス化も進んだ」(自治体向け導入事例の記載より要旨引用)

「現場の声を丁寧にヒアリングしながら、かゆいところに手が届くシステムが生まれた」(同社公開の導入事例より)


株式会社ザイナス

おすすめ度:★★★★☆

会社URL: https://zynas.co.jp/ 所在地: 大分県大分市金池南(東京にも拠点)

おすすめの理由

「社内で意見が割れていて要件が固まらない」「関係者が多くて何を作るべきか決まらない」という状況で真価を発揮するタイプです。2024年にSAP AppHaus Networkへ加盟し、デザイン思考を用いた共創型のアプローチを標榜しています。発注者と開発者がワークショップ形式で対話しながら「本当に必要な機能は何か」を絞り込み、プロトタイプを素早く作って検証を重ねる進め方は、後工程での手戻りを減らす効果があります。

地場で20年を超える実績を持ち、コンサルティングから開発、運用、保守サポートまで一貫して自社で完結させる体制を整えている点も評価できます。外部への再委託が少ないぶん、情報漏洩リスクや品質のブレを心配しなくて済む。大手SIerの案件にも複数参画しており、アプリケーション開発とインフラ基盤開発の両輪を持っているのも強みです。

要件定義フェーズに相応の工数をかけるスタイルなので、「もう仕様は固まっている、明日から作ってほしい」という案件だとプロセスが冗長に感じられるかもしれません。

お客様の声(公開情報より引用)

「メールで日報を提出していたが、他のメールに埋もれたり上長からのコメントをもらえることが少なく、提出率が低下していた。ツール導入後は、外出の多い営業のコミュニケーションの一端を担えるようになった」(同社が利用企業として登場する導入事例より要旨引用)


株式会社アーネット

おすすめ度:★★★★☆

会社URL: https://www.art-net.jp/ 所在地: 大分県大分市中島西2丁目1番2号 イーグル1中島2F

おすすめの理由

2002年設立、従業員30〜99名規模。大分の地場IT企業のなかで、エンタメ系から業務系まで開発ジャンルの振れ幅が最も広い会社のひとつです。音楽配信アプリ、施工管理業務アプリ、酒類発注システム、タクシー配車システム、バスロケーションシステム、自動倉庫の予防点検アプリ、ホームセンター向けの発注検品アプリなど、公開されている実績のリストを眺めるだけで対応力の厚みが伝わります。

特筆すべきは、多店舗展開するホテルの品質管理を実現する「施設管理タブレット」システムで特許を取得している点です。タブレットで不備箇所を撮影するだけで登録でき、全施設の点検・対応状況が一覧できる。対応履歴から破損しやすい箇所を予測してトラブル予防にもつなげるという発想は、単にシステムを作るのではなく業務そのものを設計し直している証拠です。

駐車場の満空情報アプリ「大分スポーツ公園パーキングナビ」のように、県内の公共性の高いプロジェクトにも関わっており、地域に根ざした信頼度は高い。業務改善系のアプリを検討しているなら、最初に相談すべき一社です。

お客様の声(公開情報より引用)

「それまで専用端末で行っていた検品作業をスマートフォンに置き換えることで、効率化とコストダウンを実現できた」(同社の開発事例紹介より要旨引用)


株式会社クオックス

おすすめ度:★★★☆☆

会社URL: https://qox.jp/ 所在地: 大分県大分市(長浜町/府内町) 設立: 2008年8月

おすすめの理由

品質検証への姿勢がはっきりしている会社です。20台を超える実機を用いた検証体制を公開しており、エミュレーターだけでは拾えない不具合——特定機種でのクラッシュ、画面崩れ、タッチ反応の遅延といった問題を潰す前提で開発を進めます。Androidは端末の種類が多く、画面サイズも性能もバラバラなので、この検証体制は不特定多数のユーザーが使うBtoCアプリでは効いてきます。

実績としては、ダイエット支援アプリ「reAf」、記録ノートを作れるWebアプリ「キロクマ」、太陽光IoT監視システム「太陽みはるくん」など。健康系・ライフスタイル系から店舗向け・業務向けまで幅広く、Webアプリとスマホアプリの両方に対応しているため、用途に合わせた提案を受けられます。AIに知見のある企業との協業や、スピードが必要な案件でのオフショア活用も行っているとのことです。

「リリース後に不具合報告が殺到する事態だけは避けたい」「医療・金融など信頼性が問われる分野で使う」といった案件で、検証体制を重視するなら候補に入れる価値があります。

お客様の声(公開情報より引用)

「企業の業務効率化を図るシステムや、企業の武器となるアプリを開発・運用保守まで手がけてもらえる」(比較メディア掲載の同社紹介より要旨引用)


株式会社SHIP

おすすめ度:★★★☆☆

会社URL: https://ship-inc.jp/ 所在地: 大分県大分市府内町1丁目4-11 つのビル3F(東京・福岡・宮崎にも拠点) 設立: 2022年6月

おすすめの理由

2022年設立という新しさを、そのままデメリットと読むべきではありません。メンバーの開発経験値は高く、創業から短期間で25名規模まで拡大しています。「DXパートナー」を掲げ、Webシステム開発、AWSクラウド支援・サーバ保守、モバイルアプリ開発の3本柱で展開しています。

この会社の面白さは、営業やディレクターではなくエンジニア・デザイナーが直接発注者とやり取りするケースがほとんどだという点です。伝言ゲームによる認識のズレが起きにくく、アイデア段階の相談でも技術的な実現可能性をその場で議論できる。0→1の立ち上げ経験を持つメンバーが揃っているため、新規サービスの開発には向いています。

また、AWS等のクラウドサーバー支援を強みとしており、構築・監視・障害対応・レポーティングまでカバー。サーバーコストの最適化見積もりを無償で行うとも公開しています。開発手法もアジャイルとウォーターフォールの両方に対応。ベトナムの開発チームと連携した体制でコストを抑えつつ、1日1回の定例などルールを明文化して品質を担保するとしています。

オフショア連携である以上、極めて高度なセキュリティ要件や複雑な業務フローの再現では事前確認が必要でしょう。また設立からの年数が浅いため、長期保守を前提とする案件では契約条件をしっかり詰めることをおすすめします。

お客様の声(公開情報より引用)

「ざっくりとしたイメージしかなかったが、どのような形で落とし込んでいくかヒアリングをしながら提案してもらえた。すり合わせを重ねて仕組みを作ってもらい、大変満足している」(マッチングメディア掲載の観光集客アプリ開発事例より要旨引用)

「社員スキルを数値化して見えるサービスにしたい、という要望に対し、スコアの根拠を説明する場まで設けてもらえた。好評をいただいている」(同・人材教育サービス開発事例より要旨引用)


株式会社moreMost(モアモスト)

おすすめ度:★★★☆☆

会社URL: https://moremost.jp/ 所在地: 大分県大分市中央町2丁目5番24号 クインビル4F 設立: 2011年

おすすめの理由

大分市中央町の商店街の中にオフィスを構える、創業14年目のWeb制作・システム開発会社です。「お客様の成功を共に考える」を理念に掲げ、企画戦略を得意としています。

この会社を選ぶ理由は明確で、「既存のWebサイトと連携する業務アプリを作りたい」というケースです。Webサイト制作からシステム開発、インフラ構築、保守運用までを横断的にカバーできるため、窓口が一本化されコミュニケーションコストが下がります。CMS構築、業務システム、会員・ポイント管理システムなどを得意領域としており、首都圏から離れた立地を活かしたニアショア開発拠点として、都心の開発会社より抑えた費用感を提示できるのも利点です。

「今はこの機能だけ、将来的には拡張」といった段階的な開発計画にも対応してくれるため、予算と事業フェーズに合わせて無理なく進めたい企業に向きます。一方、大規模なネイティブアプリのフルスクラッチ開発が主戦場というわけではないので、そこは事前に相談内容を明確にしたほうがよいでしょう。

お客様の声(公開情報より引用)

「限られた時間と予算のなかで、最善と思える手法を提案してくれる会社」(比較メディア掲載の同社評より要旨引用)


株式会社トランスコミュニカ

おすすめ度:★★★☆☆

会社URL: https://transcommunica.co.jp/ 所在地: 大分県大分市金池町2-9-19 設立: 2010年

おすすめの理由

「予算が本当に厳しい。でもまず形にしたい」という段階で、最初に見積もりを取ってみる価値がある会社です。東南アジアのパートナー企業と連携し、設計・デザインは日本側、実装は海外側という分担でコストを圧縮しています。大手に相談して予算オーバーと言われた案件でも、着地点が見つかる可能性があります。

もともとシステム開発会社として設立された経緯があり、会計・営業・業務系システムの開発経験をベースに「業務に切り込んだ提案」ができるのが特徴です。iPhone向けアプリを中心に、「既存のWebサービスをアプリ化したい」「アイデアはあるが作れる人材がいない」といった相談に応じています。

自社プロダクトとして、小規模企業やクリニック向けのタイムカードアプリ「ペンギンタイムカード」を展開している点も信頼材料です。iPadやiPhoneにインストールするだけで即日運用でき、出退勤記録から勤務時間・残業時間を自動計算する。自社でプロダクトを運営し、実際のユーザーからフィードバックを受け続けている会社は、受託でも「使われ方」への解像度が高い傾向があります。

海外リソース活用という性質上、極めて高いセキュリティ要件や複雑な業務フローの再現には向かない場合があります。まず基本機能でリリースし、段階的に機能追加していく前提の企業に最適です。

お客様の声(公開情報より引用・自社プロダクトに関するもの)

「あまりデジタルものに強くないので、色々な機能がついていて使いこなせないものより、従業員も使うので直感で誰でも簡単に操作ができるものがいいと思っていました。操作が非常に簡単で、ご年配のスタッフも『これなら簡単で良い』と言っています」

「何よりアプリなのにバックアップがしっかりしていること。勤怠管理なので、月の途中で『端末が壊れたので給与計算できません』というわけにはいきません。しっかりバックアップを取ってくれているのは、非常に安心して使えるポイントだと思います」

「従業員からは、紙のタイムカードより給与計算・残業計算が明確になったから良い、と思わぬところで好評を得ています」


LAUNCH CRAFT(ランチクラフト)

おすすめ度:★★★☆☆

会社URL: https://launchcraft.jp/ 所在地: 大分県大分市金池町2丁目9-7 堤ビル501(大分駅から徒歩約5分)

おすすめの理由

規模は小さいながら、UI/UXへのこだわりという一点で明確な個性を持つクリエイティブスタジオです。「ただ作って動くだけのアプリでは、膨大な数のアプリのなかからユーザーに選んでもらえない」という問題意識のもと、「また使いたい」と思わせる画面設計と操作感を重視したアプリ開発を行っています。

代表的な開発事例は、英語学習アプリ「JUICE」。ラップ、DJ、ダンス、バスケ、スケートボードという5つのストリートカルチャーを題材に、ネイティブによるストリートトークを収録し、クイズ形式で学べるという構成です。このコンセプト設計のセンス自体が、同社の性格をよく表しています。

リリース後のデータ収集と分析にも力を入れており、問題点の改善やアップデート、OSのバージョンアップ対応まで継続的にサポート。Webサイト制作やロゴ・チラシ・フライヤーのデザインにも対応しているため、ブランディングを含めて相談したい事業者に向きます。

少数精鋭であるぶん、大規模案件や短納期の並行開発には限界があります。デザイン品質を最優先し、じっくり作りたい案件でこそ選ぶべき一社です。

お客様の声(公開情報より引用)

「最初は子ども向けのプログラミングソフトから始めました。代表の方は無理強いせず、ゆっくり息子のペースに合わせて一歩一歩進めてくれました。『プログラミングって面白い!』と息子が目をキラキラさせながら『これ見てよ、作ったよ!』と見せてくれた画面には、作りたかったゲームの画面が出来上がっていました。親として接することはできても、息子の夢や目標を伸ばしてあげることはできませんので、本当に感謝しかありません」(地域ブログに掲載された保護者の体験記より要旨引用)


番外:候補に入れる価値のある大分のアプリ開発会社

10選に絞りましたが、要件によっては以下も有力です。

有限会社クレエhttps://creer-web.com/ /大分市王子西町・2006年設立)は、Webシステムの企画・設計・開発を軸に、iOS/Androidアプリ開発とサーバー構築まで手がける少数精鋭の会社です。自社でiOSアプリ検索サービス「CatchApp」を運営してきた経験があり、Webシステムとアプリの連携に強みを持ちます。音楽情報配信アプリや絵本アプリなど、ジャンルの幅も広い。

株式会社プラグアウトhttps://www.plugout.jp/ /別府市上人本町・2000年設立)は、2010年という早い時期からiPhone・iPad向けアプリ開発に着手してきた会社です。ドライブレコーダーアプリや緊急事態通報アプリなど「安心・安全」を軸にしたプロダクトを継続的に開発しており、別府エリアで探すなら第一候補になります。

モバイルクリエイト株式会社https://www.mcinc.jp/ /大分市)は上場企業で、移動体通信とIoTを掛け合わせた社会インフラ領域が本業です。運輸・交通に関わるシステムやタクシーアプリとの連携実績があり、この分野の案件なら県内随一でしょう。


大分でアプリ開発会社を選ぶときの実践的なチェックポイント

相見積もりは必ず3社以上、ただし同じ条件で

アプリ開発の見積もりは、同じ要件を投げても会社によって数倍の開きが出ます。これは相手が不誠実だからではなく、前提としている開発手法・体制・保守範囲が違うからです。重要なのは、全社に同じ資料を渡すこと。口頭でふわっと伝えると、各社が勝手に異なる前提を置いて見積もるため、比較が成立しません。A4で2〜3枚でいいので、「誰が」「どんな場面で」「何をするアプリか」を書いた紙を用意してください。

実際に問い合わせをした発注者の多くは平均4〜5社から見積もりを取っており、そこまで揃えるには2〜3週間程度かかるのが一般的です。スケジュールに余裕を持たせましょう。

「必須機能」と「あったらいい機能」を先に分ける

予算が膨らむ最大の原因はこれです。要望をすべて並べて見積もると、どの会社からも予算オーバーの数字が返ってきます。機能を「これがないとアプリの意味がない」ものと「二期目でいい」ものに分け、前者だけで一度見積もりを取る。この一手間で、話が現実的な線に戻ります。

直近12か月の実績を確認する

企業サイトに並ぶ実績が5年前、10年前のもので止まっているケースは少なくありません。開発技術もOSの要件も数年で変わるため、直近1年で何を作ったかを聞いてください。守秘義務で詳細が言えない場合でも、「どの領域で」「どのくらいの規模を」くらいは答えられるはずです。

見積書の内訳を必ず開示してもらう

総額だけの見積書は比較できません。要件定義、デザイン、実装、テスト、ストア申請、プロジェクト管理費が、それぞれ何人月なのか。ここが開示されない会社は、後から「それは別料金です」が発生しやすい。

不具合対応の条件を契約書に書く

リリース後にバグが出たとき、無償で直してもらえる期間はいつまでか。何時間以内に一次回答が来るのか。これを契約書に落としていないと、揉めます。口約束は必ず文書化してください。

著作権とソースコードの帰属を確認する

納品後にソースコードが手元に来るのか、開発会社に残るのか。ここが曖昧だと、将来別の会社に乗り換えたいときに身動きが取れなくなります。契約前に書面で確認すべき最重要項目のひとつです。

「大分の会社」にこだわりすぎない、でも捨てない

私自身、東京・福岡・海外の会社とも組みますが、大分の案件で地元企業を選ぶ合理性はちゃんとあります。現場を実際に見に来てもらえること、担当者の入れ替わりが少ないこと、地域の商習慣を説明不要なこと。特に業務改善系のアプリでは、現場を見ずに作ったものは高確率で使われません。逆に、特殊な技術要件や大規模な体制が必要なら、県外も含めて検討すべきです。


大分のアプリ開発費用・期間の目安

あくまで一般的な水準であり、要件によって大きく変動します。

アプリ開発の全国的な平均相場は約250万円前後とされ、iPhone・Androidアプリで150万円から、ソーシャルゲームになると3,000万円からという幅があります。一方で、大分を含む地方では、小規模なものであれば数十万円台から相談に応じる会社もあります。今回紹介した中でも、MVP開発を10万円台から、通常のアプリ制作を19万円台から目安提示している会社があり、実際の着地は要件次第です。

期間の目安としては、シンプルなアプリで約1〜3か月、中規模で3〜6か月、大規模になると半年以上。ここに要件定義の期間とストア審査の期間が加わります。App Storeの審査は通常数日ですが、リジェクトされると往復が発生するため、ローンチ日を決めている場合は2〜3週間のバッファを見ておくのが安全です。

月額の運用保守費も忘れないでください。OSのバージョンアップ対応、不具合修正、ストアの仕様変更対応は必ず発生します。月額1万円前後から設定している会社もあれば、開発費の10〜15%を年額で設定する会社もあります。初期費用だけで比較すると、3年後の総額で逆転していた、ということが起こります。


アプリ開発に使える補助金・助成金

開発費の負担を軽減する制度がいくつかあります。ただし、補助金の申請より先に契約してしまうと対象外になるケースがあるため、発注先選びと並行して情報収集するのが鉄則です。

代表的なものとして、IT導入補助金(ITツール導入費用の一部を補助)、ものづくり補助金(革新的なサービス開発・設備投資を支援)、小規模事業者持続化補助金(販路開拓に関わる経費を補助)があります。補助上限額や補助率、対象経費の範囲は年度ごとに改定されるため、必ず最新の公募要領を確認してください。

大分県内では、大分県、大分市、各市町村、および大分商工会議所や各地の商工会が独自の支援制度や相談窓口を設けている場合もあります。IT導入補助金は「IT導入支援事業者」として登録された事業者のツールが対象になるため、検討中の開発会社が登録事業者かどうかを早い段階で確認しておくと話が早いです。


よくある質問

Q. アイデアだけの状態でも相談できますか?

できます。むしろ、その段階で相談したほうが良い結果になることが多い。自己流で書いた仕様書を持ち込むと、そこに引きずられて最適解を外すことがあります。ただし、アイデア段階の相談に本気で付き合ってくれる会社は限られるので、問い合わせ時に「構想段階からの相談は可能か」と率直に聞いてください。

Q. 大分の会社に頼むと、東京より安いですか?

傾向としては安くなります。人件費の水準が違うためです。ただし、同じ大分県内でも、大手SIerとフリーランスに近い小規模スタジオでは数倍の開きがあります。「地方だから安い」ではなく「その会社の体制と得意領域に対して妥当か」で見てください。

Q. iOSとAndroid、両方作るべきですか?

用途によります。業務用アプリで社用端末が統一されているなら片方で十分です。一般消費者向けなら両対応が望ましいですが、予算が厳しいなら、まず利用者の多いほうで出して反応を見るのも現実的な判断です。FlutterやReact Nativeといったクロスプラットフォーム開発を使えば、両対応のコストを抑えられる場合があります。

Q. リリース後の保守は必須ですか?

実質的に必須です。OSは年に一度メジャーアップデートがあり、対応しないと動かなくなるリスクがあります。ストアの審査基準も変わります。「作って終わり」で放置されたアプリが2年後に起動しなくなる、というのはよくある話です。

Q. 県外や海外にいても発注できますか?

できます。今回紹介した会社の多くはオンライン打ち合わせに対応しており、全国・海外からの依頼を受けている会社もあります。私自身、海外にいる期間に大分の会社とプロジェクトを進めたことがあります。ただし、業務改善系のアプリで現場の観察が必要な場合は、一度は現地で顔を合わせるフェーズを作ったほうが成功率は上がります。


まとめ

大分でアプリ開発会社を探すとき、選択肢が少ないと感じるのは、情報が整理されていないからであって、実力のある会社が存在しないからではありません。自治体案件に強い会社、要件定義から共創してくれる会社、品質検証に投資している会社、コストを抑えて形にしてくれる会社、そしてアイデア段階から丁寧に伴走してくれる会社。役割の違う会社が、ちゃんと揃っています。

大切なのは、自分の案件がどのタイプなのかを先に見極めることです。「新しいサービスをゼロから立ち上げたい」のか、「既存業務の非効率を潰したい」のか、「行政サービスを住民に届けたい」のか。目的が違えば、最適なパートナーも変わります。

そのうえで、今回の記事でCREATIVE HOUSEを筆頭に置いたのは、大分でアプリ開発を検討する人の多くが最初にぶつかる「アイデア段階で相談できる場所がない」「価格の目安すら分からない」という二つの壁を、正面から解消している会社だからです。入口の相談のしやすさ、価格の透明性、アプリ以外の周辺領域までカバーする体制。初めて発注する人にとって、この三つが揃っているかどうかは想像以上に大きい。

最後にもう一度だけ。どの会社を選ぶにせよ、必ず複数社に同じ条件で見積もりを依頼し、内訳を開示してもらい、契約書で保守とソースコードの扱いを確認してください。ここさえ押さえておけば、大分でのアプリ開発は、東京でやるよりよほど気持ちよく進みます。地元の予算が地元に落ちて、地元に技術が蓄積される。それが一番いい形だと、外を回ってきた人間として思っています。


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