今年のWWDCで感じたこと
今年の、WWDC 2018 で「 iOS 12 」、「 macOS 10.14 Mojave 」、「 watchOS 5 」、「 tvOS 12 」が発表され、「 iOS 12 」に関しては ARが強化されメジャーというアプリがリリースされたりARを2人で共有できるようにもなり、古い端末でもサクサク動きますよとなり、Siriの強化や Memojiが追加されたりした。「 macOS 10.14 Mojave 」はついにフルダークモードが搭載されダイナミックデスクトップやDynamic Stacksが追加。Finderの表示やFinder関係のQuicklook上で編集が可能になったり、「 watchOS 5 」ではワークアウト機能が強化され新項目も追加されSiriの強化やPodcastやweb閲覧も可能になる。「 tvOS 12 」も、Dolby Atmosに対応し Dolby vision と併せて、tvOS 12でまるで家が映画館に匹敵する環境を構築する事ができるようになる。
という内容で俯瞰的に見ると堅実な内容が多かったように思え、兼ねてから言われていたようにハードウェアに関しての発表は一切なく、例年とは少し違うWWDCのような気がした。iPad Pro2 や iPhoneSE2 、HomePodの日本での発売に関してや AirPower などの発表があるのではと期待していたがいずれも発表はなかった。
Appleは、バッテリー劣化で性能をわざと落としているとする問題で意図しないシャットダウンを防ぐ目的だとしながらもユーザーに古い機種を買い替えさせていると非難されたりとバッテリーに関しての問題や、MacBook Proに関してのグラフィック等の問題やバタフライキーボードの不具合の問題などが立て続けに起きていることから、今回は堅実にソフトウェアをアップデートさせ、iOSに関しては古い機種を使うユーザーに対しても速くなりますというようなアピールも見られた。iPhoneの販売も不振というなかで、どこか信頼回復という面を押してきているように感じた。
なので、今回の WWDC はコンサバな感じが強いのは仕方ないかなとも思う。新しいもの好きな人にとってはつまらないし、新しいハードが発表されないのは少しつまらないけど着実に今持っている自分の端末が良くなるという点では凄く前向きでいいものではないかなと思う。
また、このWWDCで発表された内容は将来的な事も考えられていることは間違いなく、Memoji などを出してくるということは必ず将来iPadやMacBook Pro等で使うことを想定しているはずで、その為には TrueDepthカメラを搭載しないといけない。こうなると大幅な改良なども必要であり、こうした背景もあり今回はハードの発表は無かったのもあるのだろうが、間違いなく iPad Pro2 や MacBook ProやMacBook 、Apple Watch series4 は間違いなく出るだろうし、今年中の可能性は十分高いように思えた。
目次 1 もうすぐ WWDC 2018 が開催です。iPhoneSE2 (iPhoneSE 2018)は果たして出るのか…
目次 1 WWDC 2018 で 新型MacBook Proや新型MacBook・新型iPad Pro 等のハードウェア…
目次 1 WWDC 2018 で発表された、macOS 10.14 Mojave。新機能と変更点。1.1 macOS 1…
目次 1 WWDC 2018 で発表された、watchOS 5。 変更点や新機能。1.1 watchOS 5 での新機能…