ファインダーが非常に見やすくて綺麗
Real-Live Viewfinderでブラックアウトしないのもあるんですが
大袈裟ではなくEVFでは一番OVFに近いものだと感じることができるほど
違和感もなくて綺麗です。もはやOVFなんじゃないかと思う。
眩しい環境下ではきちんと眩しく表示され
表示はとても滑らかで遅延はほぼない。
Nikonらしいとても自然な覗き心地のEVFになっていると感じます。
Nikon Z7やZ6の頃から好評でしたが
解像度は同じ369万ドットで
Sony α1は944万。Canon R3は、576万と
スペック上ではかなり劣っているとみえがちですが
一番見えやすいし綺麗。
こういった何とも言葉では表現し難いところ
「 数値やスペックが良ければ良いというものではないこと 」
を証明している感じが
NikonにしかないところでNikonらしいと言われる所以なのかなと
感じれるところだと思います。
そして目が疲れないところがいいですね。
また個人的には、表示を小さくできるのが便利でいい点だと感じています。
Z9をのぞいて、Z7などのファインダーを見ると見にくさを感じるくらい。
完全電子シャッターは正解
メカシャッターレスは英断だと感じるし
先見性・そしてその技術力の高さを感じます。
1/32000秒という爆速シャッタースピードとフレームレートは凄いとしか言いようがない。
また、完全電子シャッターで可動部がないことで撮影時は振動がなく
とても大きなメリットで、この手のカメラで一番壊れる箇所が壊れなくなるわけなので
今考えるにメリットでしかない。
ローリングシャッター歪みは問題ありません。
ほぼほぼメカシャッターと同程度の少なさと言えます。
ただ、音は変えれるようにしてほしいかなと思います。
端子類はかなり豊富
接続端子は豊富で、有線LAN端子も搭載されている。
また、USB-Cに加えてフルサイズのHDMI端子も搭載されている。
デカいけど持ちやす過ぎる
ミラーレス一眼と呼ぶには大きくて重いカメラですが
ようやくプロがミラーレスに移行出来るようになるカメラ。
同じクラスのレフ機と比べると確かにコンパクトだと言えます。
逆にこのデカさが、やはり超望遠など大きく重いレンズと良く調和する様になっていて
まさにプロカメラだとも言えます。
また、かなり待ちやすいのが特徴的で
本当に手に馴染むというかフィットしてくれて
あらゆる操作部にアクセスし易い様に本当によく考えられているのがわかります。
グリップは深くとても持ちやすいし
縦位置と横位置のバランスがよくとられているのも特徴で
縦位置でも撮影もシームレスに安定した撮影ができます。
この高品質さは、やっぱりNikonのカメラじゃないと感じる事はできないと思います。
本当に良くできている。
また、カメラが大きいので操作ボタンの間隔も広いので
誤操作をするということがありません。
AFの進化に関して
AFは位相差とコントラストのハイブリッドで
これまでになく早く正確で静かに合焦します。
オートエリアAFもこれまでのZの機種からしてみたら
というかこれまでのNikon機からみたら
かなり大きく進化していると思います。
D6と比べても雲泥の差です。
瞳検出もかなり進化していて検出力は半端ないです。
そして Z初の 3Dトラッキングもかなり優秀です。
以前のような背景ばかりAFがいく事が少なくなったし速い。
ただ、まだ被写体認識は誤検出というか迷うことも多い印象で
意図しない被写体を認識し離さなくなることが多い印象です。
フレームアウトした被写体の再認識など他社と比べると
まだ弱いと言わざるを得ないかなと感じます。
動画では更に悪くなる印象で例えば人が横切ったりすると
迷い始めます。
設定をワイドエリアSなどにして
あらかじめ決めたエリア内の被写体認識は
非常によく被写体を捉えてくれ
トラッキングする能力は高いと感じますので
ここらへんは是非
ファームアップで進化していってほしいポイントだと感じます。
弱いとされる高感度特性について
高感度性能が優位つ弱いところだとよく言われますが
特段に悪い印象はありません。
有効画素、4,571万画素機としては
とても良いです。
おそらく、Nikon D6等の同クラスのレフ機と比べた場合に
高感度特性が弱いと感じられるのだと思います。
体感的には、ISO:3,200までは使えます。
後でノイズを消す前提だと非常に綺麗に蹴る感じ。
そして、ISO:6,400からノイズが目立ち始めます。
ISO:25,600は使えない感じ。
ただ、他社メーカーの同クラスカメラと比べると
ISO:102,400でもカラーチャートの暗部の四角の形が
多くのカメラでは四角形の形が崩れてしまっていますが
Nikon Z9 は崩れていません。
言うとすれば、Nikon D6など
同クラスのレフ機と比べると画素数が違うので
やはり、高感度特性は劣ると思いますが
高画素機フラグシップとして考えれば
高いレベルは維持できていると言う印象です。
動画性能
8K60pとProRes Rawの撮影ができること自体が
驚異的で、8Kオーバーサンプリング4Kは
他社のカメラよりも圧倒的に綺麗です。
コスパは最高
普通の人からすればもちろん高いですが
カメラを知っている人
他のハイエンドモデルの価格と比較しても
なによりそのスペックから見たら
とんでもなく安いカメラです。
Nikonが今考えうる限りの技術が詰め込まれ
先進的な技術とそれを実行する勇気。
Nikonらしい素晴らしい” 物造り “感。
あらゆる点でプロ機として現状最高の機種と言っても過言ではないと思います。
評価
【 表現力 】 4,571万画素という高画素機でRAW連写20コマ。 写真機としてはなんの不足のないカメラだと思いますし 8K60P、ProRes RAW撮影可能は動画機としても脅威的なカメラだと思います。 |
5.0 |
【 操作性 】 ボタン配置やファンクションボタンの多さは本当に便利で使いやすく。 配置や触り心地などとてもよく考えられていて本当に使いやすい。 操作の速度、AFポイントの速度などはかなり進化しています。 AFはまだ改善点がありますが ファームアップで改善を期待。 |
5.0 |
【 携帯性 】 ミラーレスとして考えるならデカくて重いが 持ちやすいし、プロユースカメラで超望遠などと組み合わせることでバランスは計算されているように思える。 |
5.0 |
【 機能性 】 ファインダーの見やすさ・滑らかさは非常に良く ブラックアウトしないし目も疲れない数字では表せられない脅威的なファインダー。 バッテリーの持ちかなりタフで、4軸チルトも搭載されています。 端子類もプロレベルで問題は何もない。 |
5.0 |
【 コスパ 】 最高◎ この機能とフラグシップ機がこの値段は間違いなく買い。 メカシャッターレスやファインダーなど考え抜かれた コストパフォーマンスでNikonのモノづくりの素晴らしさが出ている。 |
5.0 |
【 総合評価 】 本当にカメラとしてオールラウンダー。 現在のミラーレス一眼カメラでは一番最高のカメラといっても 過言ではないと思います。 価格も攻めた価格で◎ あとは供給が安定することと ファームアップでの進化に期待です。 |
5.0 |
公式商品ページ
ニコンのフルサイズフォーマットミラーレスカメラ「Z 9」の製品ページ。カメラグランプリ 2022 ダブル受賞カメラ、レン…
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画像引用:Nikon
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