2018年はフルサイズミラーレス元年とされ、Nikon 、Canonの参入でフルサイズミラーレス市場は戦国時代に突入しました。Nikon Z6・Z7 や、Canon EOS R発売まではソニーの独壇場で、そのシェア100%のフルサイズミラーレス市場はNikon Z6・Z7 や、Canon EOS R発売で変わったのかを見ていきたい。
2018年の9月にまずNikonがNikon Z7 を、10月には Canon EOS R発売、11月にNikon Z6を発売。
Sonyは新型機種は発売せず静観。これにより2018年のフルサイズミラーレスの国内販売台数シェアはやはり変化があった。
Nikonは、12月に全体の約16%まで販売台数を伸ばしてきていて、Canon は、10月と11月に約20%まで販売台数を伸ばした。Sonyは、9月以降最も下がった時で 64.3%まで下がり2018年は6割はキープした。
Canonは、10月11月で約20%まで販売台数を伸ばした後は、約17%台まで若干販売台数は下がってきている。
Nikonは、毎月少しづつだが販売台数を伸ばし続けていて、1月には次期ファームウェアのアップグレードで「 瞳AF 」「 ProRes RAW 」「 CFexpress 」に対応するというニュースも出て更に販売台数は伸びるのではないかとみられている。
全体的には、Sonyが最初にフルサイズミラーレスをやり始めその歴史と製品としての成熟度、価格面の優位性でまだまだそのシェア率は高く、カメラの特性としてマウントの縛りを考えるとこれ以上下がる事も考えにくく、今後の新機種の発売や家電メーカーとしてのノウハウを生かした製品作りなどの期待もある。
NikonやCanonは古くからのユーザーの多さと光学メーカとしてのノウハウを生かして今後どうシェアを伸ばしていくかが見どころとなる。ただ、Nikonはセンサーを自社開発しておらずセンサーはSony製と考えられここが今後どう影響し、またパナソニックなど他のメーカの参入も控えまだまだ、フルサイズミラーレス市場の動向はわからない。
フルサイズミラーレスの戦いは次期新型機種が本当の戦いになりそう。