WWDC 2018 で発表された、macOS 10.14 Mojave。新機能と変更点。
WWDC 2018 にて発表された、macOS 10.14。その名も、「Mojave」。
先日、名称は何になるのか。と言う記事を書きましたがやはり「Mojave」でした。モハべ砂漠の「Mojave (モハべ)」。個人的な希望だった、Sequoiaではありませんでしたが、この Mojaveに名称が決まったのはやはり今回から搭載されるダークモードとダイナミックデスクトップ搭載の関連も多少あるのではないかと思います。特にダイナミックデスクトップは今までの一定時間毎に壁紙を帰る機能と違い、日の出と日没の時間で少しずつ刻々と変化する様はとてもおもしろくて革新的な機能で、デスクトップで時間の流れを視認でき屋内でデスクワークをしている方とかには感覚的に時間を知れて実用的でかつおしゃれな機能ですよね。
macOS 10.14 の名称の候補が上がってきています。 現在の macOS 10.13は「 High Sierra …
目次 1 macOS 10.14 の変更点1.1 昨年 2017年にリリースされた macOS High Sierra …
目次 1 もうすぐ WWDC 2018 が開催です。iPhoneSE2 (iPhoneSE 2018)は果たして出るのか…
macOS 10.14 Mojave での新機能
ついに、フルダークモードが搭載
ついに、Mac にもフルダークモードが搭載されます。結構前から搭載を待つ声はありましたが今回いよいよダークモードが搭載されるようになります。やっぱり見た目もかっこいいし目にもいい。将来的に、MacにもOLEDが搭載されるようになれば電池の節約にもなります。さらに、ダイナミックデスクトップという機能も搭載され、現状は macOS 10.14 Mojave の壁紙しかありませんし、将来的に自分で作ったりする事が出来るかはわかっていませんが、日の出から日没までで刻々と変化しデスクトップ上で朝昼晩の変化がわかるようになります。
「Dynamic Stacks」でデスクトップを整理
散々に散らばったデスクトップをボタン一つで一瞬で綺麗に、画像・ドキュメント・スプレッドシート・PDFなど同じファイル毎だったり、作成日時毎にまとめてくれる機能が追加されます。デスクトップを一瞬で綺麗にする(見えなくする)と言うアプリはありますが、Stacksは同じはファイル毎にまとめてくれてかつ種類毎にまとめられたものからファイルを探せるし、まとめてくれるものは普通のフォルダとは少し違い、デスクトップに置くファイルを勝手にまとめて振り分けてくれるもの。それになにせ純正だからいいですよね。
Finderが進化
Finder が進化し、 Gallery View が追加されます。Quick Actions という機能が追加され、ファイルを開かなくても回転させたり、マークアップしたりする事が可能になります。また、サイドバーにメタデータを詳細に事細く知る事ができるようになります。
Quick Look も進化
Quick Look も進化し、今までは見るだけでしたが今回から画像やPDFを回転させたり、マークアップしたりトリミングしたりする事ができるようになります。さらに、動画に関したもトリミングなどができるようなので凄いですよね。MacのQuick Lookは、とてもよく使う機能なのでこれはとても便利な機能になりそうです。
スクリーンショットがさらに使いやすく
スクリーンショットが、iOSのスクリーンショットのようになり、今までのように画面全体をキャプチャするのか選択範囲なのかウインドウなのかをキャプチャー範囲を選択できるのはもちろん、キャプチャーしてすぐマークアップしたり編集する事が可能になります。また、動画としてもキャプチャーすることも出来るようになるのでとても優秀です。なので、画面録画に関して、今からは QuickTime playerを使わなくてもよくなりそうです。
Continuity Camera
iPhoneのカメラで写真を撮ったりスキャンしてMacに直接取り込めるようになります。iPhoneが、Macのカメラになるという事です。
4つのiOSアプリがmacOSでも使えるように
iOSの、ニュースアプリの「News」、株価アプリの「Stocks」ホームアプリの「Home」ボイスメモの「Voice Memos」が進化しmacOSでも使えるようになります。
News アプリ
株価アプリの、Stock
ボイスメモアプリ
Home アプリ
Mac App Store がパワーアップ
iOSの App Storeがパワーアップされましたが、今回より Mac の App Store もパワーアップします。ストーリーをはじめ、ビデオを見ることができ、綺麗に整えられたストアを使う事ができるようになります。
セキュリティとプライバシーの強化
セキュリティーとプライバシ機能が強化され、カメラやマイクにアクセスする際や各種データベースにアクセスする際など、承認されないと出来ないようになるほか、Safariにて、広告のトラッキング防止や、共有ボタンやコメントから許可なく追跡することを防止する事が出来るようになり、より強力なパスワードを自動的に作成し保存、自動入力します。
iOSとmacOSのアプリ統合、クロスプラットフォームはどうなったのか?
iOSとmacOSのアプリが一緒になり、iOSのアプリをmacOSでも使えるようになるという夢のような話、「マジパン」がありましたが、これに関してはさすがに「No.」という事で、実現はされませんという事でした。確かにOSが違うので難しい話ではありますが、統合に関しては考えているという事で、2019年にまた何らかの発表があるとされています。
この他にも、Safariがタブに表示されるファビコンに対応するようになったり、Eメールにて emoji が使えるようになったり、Siriでパスワードを見つける事が出来るようになったりホームキットを動かせるようになったり。また、iOSと合わせてFaceTimeで最大32人まで対応可能なグループトークが出来るようになったりと、進化しています。