2019年12月17日に公開された現行のNikon Z6およびNikon Z7のファームウェアC:Ver.2.20で新しく対応になったCFexpress カード Type B への対応ですが、御存知の通り、但し書きがあってSONY CFexpress Type B カードに対応しました。
というもので、つまり公式的にはSony製のものしかサポートしていないということ。
これは技術的というよりもNikonがSonyに忖度したもので、センサーを売って貰う為の色々大人の事情の一つです。
なので、物理的にはSanDisk CFexpress Type B カード Extreme PROや、ProGrade Digital CFexpress Type B GOLD カードなどSONY CFexpress Type B カードでなくても使う事ができそうなもので実際私も使っていますがProGrade Digital CFexpress Type B GOLD カードは普通に使う事ができちゃいます。
ProGrade Digital も128GBを購入する際、自社テストによりNikon Z6およびNikon Z7のファームウェアVer.2.20搭載機種との動作確認済でしています。
ただ、SanDisk CFexpress Type B カード Extreme PROとの互換性に関しては128GBは使えるけど64GBは使えないなどいろいろな情報があります。市場顕著に問題があるのはSanDisk CFexpress Type B カード Extreme PROの64GB。
ロックしたりエラーがでるようで128GBもあまり信頼感が少ない感じ。
といってもNikonが動作保証しているのはSony製のカードのみなのでそれ以外のカードが動作しなくても文句は言えないんですが…。
でもここで一つ頭に入れておかないといけない事があって、CFexpress カード Type B はXQDカードより速いんですが、Nikon Z6とNikon Z7に関してはあまり効果がないとされていて、XQDより遅くなったという意見もあるくらい。
これはそのカード用に調整がされていない事が原因だとも考えられるし、そもそもNikon Z6とNikon Z7は、PCIExpress 2.0のハード的なボトルネックがある。つまり、XQDカード用のリーダでCFexpress カード Type B に対応しているようなものなのでSonyのCFexpress カード Type B だったとしても、あんまり変わらないんじゃないかということ。
Nikon Z6とNikon Z7の採用しているPCI Express 2.0は最大 500MB/sの転送が可能です。ところがCFexpress カード Type B ではPCI Express 3.0という規格でデータを転送し、1000MB/sまでの速度のものを2本を束ねて最大 2000MB/sまでの速度がでるようになるというもの。なので簡単にいうといくら早いカードを利用しても 500MB/sがMAXだということになるんです。
Nikon Z6とNikon Z7がCFexpress カード Type Bに対応したといってあくまで規格に対応したということで
速さが速くなることはありません。
ましてや連写コマ数が上がるなんてことも。
ただ、PCへの転送やこれからCFExpressカードが普及してくることを考えると、値段的にXQDと変わらないことを考えると速くて頑丈で将来性があるCFExpressカードを買いたくなります。
そういっためんでは次回のファームでもいいからなんとかしてほしいところではありますよね。
現状で価格的とNikon Z6とNikon Z7ユーザーにはProGrade Digital CFexpress Type B GOLD カードが一番よろしいのかなと思います。
ということで、私も買ってみています。
ProGrade Digital CFexpress Type B GOLD カード