【 REDWING #9875 】アイリッシュセッターの貴重な復刻版を手に入れた。

REDWING IrishSetter 6″ Moc-toe Gold Russet Sequoia #9875 ( 復刻モデル )

男なら一度は憧れる靴の一つに、やっぱり Red Wing はあると思います。その中でも 「Irish Setter 」は永遠の定番であります。その中でも、今回書くのは復刻版の「Irish Setter 」。とても貴重で感慨深い逸品です。Red Wing に興味のある方や購入検討中の方の参考になればなと思います。

 

今回買ったもの

レッドウィング RED WING 9875 Irish Seter ClassicWork MocToe Gold Russet Sequoia / アイリッシュセッター ゴールドラセット セコイア 犬タグ US10E(28cm)

 

Irish Setter  とは

まず、Irish Setter 「アイリッシュセッター」と呼ばれるかということからまとめていこうと思いますが、 Red Wing 独特のオレンジ掛かった赤茶色の革は、「オロラセット」という「ヌメ革」が使われており、これが経年変化で変化していく様が、アイリッシュセッターという猟犬の犬種の毛色に似ている事から、「Irish Setter 」と呼ばれる様になったと言われているそうです。

「Irish Setter 」が発売された1950年代当時、オロラセット・レザーはセコイアという木から抽出したタンニンで革をなめていて、当時の革はオイルをたくさん含み輝きがあったそうで。「Irish Setter 」は 1999年に一旦なくなってしまいますが、現在の環境保護基準に沿った革なめし方法で忠実に再現し、その当時の、オロラセット・レザーを再現したのが、「Gold russet sequoia」
「セコイヤのタンニンでナメした金色に輝く赤褐色の革」という意味になってくるのでしょう。

そして、この「Irish Setter 」をはじめ Red Wing の歴然たる特徴として、よく「クレープソール」なんて言いますが、白色のトラクショントレッドソール。

これは、「Irish Setter 」ではじめて採用されたものだと言われており、軽くて、当時は狩猟をするためのハンティングブーツだったので足音が立たないというメリットがあったそうです。
ソール自体も「グッドイヤーウェルト製法」という、簡単に書くと革の部分とソールの部分が直接縫い付けられているのではなく、その間に革を1 枚かましてこの革にそれぞれを縫い付けるという方法で縫い付けられているため、オールソールに適しています。革だけでなく、こうゆうところも一生使える靴としての作りがしてあります。
また、海外の靴らしく、Red Wing の靴もインソールとアウトソールの間にコルクが詰められているので、履けば履く程、自分の足に馴染む作りになっています。

 

この、「Irish Setter 」を復刻するきっかけは日本市場の要望が強かったと言われてます。復刻させるに際して、なめし作業を何度も繰り返し試行錯誤し、当時のディテールを再現する為に、使われなくなっていた当時の機械を当時の職人を呼び寄せてまでメンテナンスして作られています。

そんな、復刻版 「Irish Setter 」の特徴として

 

「RED WING」刻印

1990年第中頃までは、右足の内側に刻印がありましたが、それ以降に刻印はありませんでしたが今回の復刻版は、見事に刻印されています。

「Irish Setter 」のタグ (通称:犬タグ)が織りタグ

「アイリッシュセッター」をデザインしたタグがついていますが。登場時は、「織りタグ」でした。が、その後プリントタグになり、原産国表示も「Made in America」だったのが、「Made in USA」となり、時代が経つにつれてデザインが変化していきました。が、復刻版では 1950年第当時の「織りタグ」を配しています。

マホガニー・セージ スレッド

 

現在の「Irish Setter 」は黒と白のスレッド (縫い糸) が使われていますが、1950年代当時の「Irish Setter 」はマホガニーと呼ばれる茶色掛かった色のスレッドやセージと呼ばれる緑掛かったスレッドが使われて織り、復刻版ではマホガニー・セージ スレッドが使われています。

ピューリタンミシン

1950年代当時の「Irish Setter 」の Back stay (市革) はピューリタンミシンでチェーンステッチで縫い付けられていましたが、現在は違うミシンでロックステッチで縫われています。復刻版では、ピューリタンミシンにてチェーンステッチで縫われています。

レクタングル・バータック・ステッチ

1980年代まで、Quarter (腰革) のバータック (カン止め) の補強として長方形 (レクタングル) のカン止めがモカのステッチのほつれを防ぐ為に施されていましたがステッチの取り回しの変更などにより、不要になったので廃止されましたが、復刻版ではレクタングル・バータック・ステッチを復活させています。先ほど述べた引退した職人を呼び寄せて専用の機械をメンテナンスして…と書いたのは、このレクタングル・バータック・ステッチを復活させる為のエピソードになります。

シューレース

クラシックなレザーになっています。付属でいつものトラ柄のナイロン製のレースもついているので好きな方を付けれます。が、折角ならレザー製のものを選ぶでしょう。

靴箱

靴箱も、当時のようなサイドシールが再現されています。

まとめ

Red Wing はいつも1足はそばにありました。通常の 875や、8875番のアイリッシュセッターも履いてきましたが、 やっぱり歴史みたいなものを感じられて愛着が湧くので復刻版の 9875はちょっと違います。一番はやっぱり色がいい。履き心地とかに変わりはありません。

Red Wing 愛好家は、持っていても損はない一足ではないかと思いますし、男なら一生モノなので一足は Red Wing 持っていたら何にでも合うので良いと思います。

REDWING #8875 CLASSIC WORK BOOTS アイリッシュセッター 6インチ モックトゥ ORO-RUSSET PORTAGE

RED WING 875 アイリッシュセッター 6″モックトゥ

 

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