2021年にリリースされると思われている、新型の 「 iMac 2021 」や「 14インチ MacBook Pro 」「 16インチ MacBook Pro 」。
これらの機種に搭載されるとみられている、チップも新しくなるとみられていて当初はApple「 M2 」になるんじゃないかと考えられていましたが、恐らくApple「 M1 」チップのアップデート版とみられる新型のAppleシリコン「 M1X 」になるといわれています。
この「 M1X 」について多くのメディアの予想やリークをまとめています。
CPU
クロック周波数は、3.2GHzで変わらず、CPUコア数は8コアから12コアに増加。
その構成は、高性能コアが8コア。高効率コアが4コアになるとみられています。
従来の16インチモデルより性能が高いのはもちろんのこと、おそらく最新のiMacおよびiMac Proの性能をも普通に超えてくると思います。
しかも、消費電力もおさえられるのではないでしょうか。
GPU
GPUコア数は、8コアから16コアへ増加。
実行ユニット数が256、GPUメモリは16GBと、これは「 M1 」チップから倍増していることになります。
外部ディスプレイのサポートできる数も、「M1」の2台から3台程度に増えるとみられています。
実際のところ既にApple M1チップの内蔵GPUの時点で、一時期大活躍していたNvidiaのローエンドGPU「GeForce GTX 1050 Ti」の性能を超えていましたので、GPUのコア数をCPUのコア数と共に増やしてクロック数も調整すれば余裕で従来の16インチモデルのグラフィック性能を超えることができるでしょう。従来の16インチモデルについても13インチモデルとは異なり、AMDのRadeonグラフィックスがCPUのパッケージとはまた別の場所にdGPUとして取り付けられていて、非常にグラフィックが凝ったものになっています。
おそらく今後も16インチモデルについてはグラフィック性能にこだわりを持ち続けると考えられますので、Apple独自チップについても更なるGPU性能が求められます。
メモリ
メモリは、最大16GBから最大32GBに増え、拡張性の強化と相まって、おそらく現在の LPDDR4Xよりも速い、LPDDR5 SDRAMが搭載されるのではないかと考えられ、仮にLPDDR5 SDRAMだとすれば、50%高速の1枚で16GBまでいけるので2枚では32GBと32GBも実現的になってくる。
L2キャッシュも「 M1 」の16MBに対し28MBに増加するとみられています。
Appleの「 M1X 」は、「 M1 」チップと比べて 約2倍高い性能を誇るものと考えられていて、「 M1 」チップでの衝撃に劣らない衝撃を見せてくれるかもしれません。また、搭載される機種がデスクトップやプロユースで多く用いられるMacBook Proの上位機種とみられていることから性能だけでなく拡張面に関しても間違いなく進化してくるとみられていてかなり期待をしていいんじゃないかという見方が多くみられます。
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