Adobeが日本時間 6月8日に「 Adobe Creative Cloud 」の最新アップデートを発表し、M1チップ搭載のMacでネイティブに動く「 Lightroom Classic 」、Photoshop iPad版のカスタムブラシ対応などを発表。
Lightroom 系ソフトが大幅アップデート
スーパー解像度が搭載 Lightroom Classicと、Lightroomにも搭載
今年の3月に「 Adobe Camera Raw 」で導入され、AIにより写真の解像度を4倍に高め解像度を上げることができる機能で、低解像度の古い写真などを綺麗にしたり、大きくプリントする際にサイズを大きくすることができ、超話題になった新機能の「スーパー解像度」が、「 Lightroom 」と「 Lightroom Classic 」にも搭載。
M1チップに 「 Lightroom Classic 」がネイティブ対応
待ちに待っている方も多い、「 Lightroom Classic 」がM1チップにネイティブ対応。
最適化が施され、これまでより約 80%高速になっていて、書き出しも、読み込みも、起動も、拡大時の写真確認など、約 2倍。
「スーパー解像度」は約 3倍。一括編集は、約 4倍速くなっているとされています。
トリミングの縦横比を数値指定(Lightroom)
これまでLightroom上で、トリミングのアスペクト比 ( 縦横比 )は、既存の設定されているパターンからしか選択することができず
どうしても任意のアスペクト比にしたい場合は、手作業でトリミングするしかなく正確に数値でトリミングすることができませんでしたが
トリミングの縦横比を数値で指定できるようになりました。
編集コラボレーション(Lightroom)
最新のLightroomでは、共有アルバムに他のユーザーを招待し、そのユーザーが共有アルバム内の写真に編集に参加できるようになり
編集できるようになりました。編集履歴はドキュメントのバージョンとして、編集者の名前が付いた状態で自動保存され参加者全員の履歴が残ります。編集結果を切り替えたり、以前の編集結果に戻したりもできるとされています。
Nikon のカメラでテザー撮影ができるように
一部の Nikon カメラで Lightroom Classic の新しいライブビューでテザー撮影が可能になり、仕上がりをリアルタイムで確認することができるようになります。カメラからのライブビューが別のウィンドウに表示され、オートフォーカスなどのいくつかの機能のフォーカスコントロールなども可能とされています。
このほかにも「 Camera Raw 」、「 Photoshop 」、「 Lightroom Classic 」、「 Lightroom 」に、「 プレミアムプリセット 」というプリセットが追加され、これにより全てのAdobe製品でプレミアムプリセットを利用することができるようなりました。
今回のプレミアムプリセットの内容は、「 ポートレート(ディープスキン)」、「 ポートレート(ミディアムスキン)」、「 ポートレート(ライトスキン)」、「 シネマティック 」、「 フューチャリスティック 」、「 ヴィンテージ 」、「 トラベル 」の7つのカテゴリーが収録されていて、今後も追加されるとされています。プリセットを利用することで、手軽に、また美しく写真を仕上げることができます。
Photoshopも改善され、ラインツールが、これまではベクター描画のみだったが、ピクセル描画が追加されたり
グリッド線をデフォルトでオンにするかオフにするかを選べるようになったり、サイズや線の密度、線の色や不透明度などカスタマイズすることが可能になり見やすさを向上させることができるようになっています。
Photoshop iPad版のカスタムブラシのサポート
PCのPhotoshopで使うことができる、すべてのブラシが、iPad版でも使えるようになっています。
Adobe.comのページにアクセスし、ブラシファイル(ABR)を検索し、ダウンロードできる。
アプリ「Adobe Capture」で、スマートフォンで撮った写真を元にブラシファイルを作ることも可能。
ブラシはABRファイルとして保存したり、Photoshop iPad版に直接送ったりして用いる。
画像引用:Adobe
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